「より良く生きるとは」画家と庭師とカンパーニュ ともきちさんの映画レビュー(感想・評価)
より良く生きるとは
人間味溢れる素晴らしい作品。
売れっ子で豪邸に住む画家と鉄道労働者を引退した庭師の出会いと友情を背景に人の生き様とは何か、幸福とは何かを問いかけてくる。
家族を得た幸運をいつの間にか忘れ、育むことを疎ましく思い、若い快楽へと溺れる画家。欲の象徴のようだが、実は多かれ少なかれこれと同じようなことをする人は多いのではないだろうか。
単なる物欲や快楽は虚しい。
愛し育むことに勝る喜びはない。
菜園と野菜たちがその象徴となっている。
コメントする