「作品自体の“売り”がどこにあるのか今ひとつ掴めない」ラブファイト 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
作品自体の“売り”がどこにあるのか今ひとつ掴めない
やば!北乃きいちゃんめちゃ可愛い。しかもパンチラ見せ放題で、「疲れた中年が好き…」って(*^_^*)グフフ
大沢たかお初プロデュース作品は、女の子に守られるのを恥ずかしく思っている男の子がボクシングを通して成長する物語。
主人公の林遣都君が元ボクシング日本チャンピオンの大沢たかおと出会ってボクシングを始めるのだが、面白かったのは北乃きいちゃんに見つかって彼女もボクシングを始める辺りまでかな。
この後、大沢たかおと桜井幸子の元恋人コンビの話がメインになって来るので、暫くの間2人は蚊帳の外に…。
一応は若い2人と、元恋人だった2人との話を対比させているのですが、正直言って、お互いに落ちぶれた話や、何だか分からないドキュメント映画のスパーリングをする話等はそれ程上手く組み込まれているとは思えない。ただ単純に別れた2人が再会するだけで良いじゃないか…。
それにしても、あんな下手な再会場面は無いよなぁ〜。
細かいエピソードもどこかで出て来るものばかり。顔面を殴れないのは「明日のジョー」での力石戦後の話だし新味は無い。
因みに、大沢たかおの昔のリングネームは“ジョー大木”でしたね。
ところで、流石にプロデューサーとなるとやりたい放題出来る様で、北乃きいちゃんとのキ○シーンはどうなのよ?…っと。
主演の若い2人は少しでもボクサーに見える様にと頑張っていて、テレビ等で流れているメイキングでは本物のボクサーの様に見えていたのに、肝心の本編の中では、あまり上手く見えていないのがちょっと可哀相でした。
奥田さんがちょっと怖い。「あたしの16歳をめちゃめちゃに…」のところは、大笑いする場面ですよね…ですよね?
林君って前々から思っていたんですが、顔立ちは整っているのに身体と顔のバランスが妙にあっていない気がするんですけどねぇ〜。
そして相変わらず走り方が何となく変だ!
作品自体の“売り”がどこにあるのか今ひとつ掴めないままエンディングへ。
(2008年11月27日新宿バルト9/スクリーン7)