東南角部屋二階の女のレビュー・感想・評価
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加瀬亮と西島秀俊のたどたどしい演技がみどころ
若者3人の紆余曲折を中心に
アパートの隠された秘密を
解き明かしていく。
軸となるストーリーは無く、
藤子とともの色恋(?)を
回りくどく見せらされる作品。
伊藤沙莉が1シーンだけ
出演しています。
だらだらした展開
西島秀俊扮する係長野上孝は着物を着た女性と初めて見合いをした。野上は会社を辞めた。竹花梓扮する見合い相手の豊島涼子と野上と同じく会社を辞めた加瀬亮扮する三崎哲と成り行きで同じアパートに住む事になった。
仕事辞めといて見合いはないよな。本当は土地売って父親が残した借金を払いたいところだしね。住むところが無くなると言うところまで追い込まれるのはきついね。だらだらした展開だったね。
こんなアパートに住みたい。
実際住んだらすっごい不便でしょうけどねぇ。
シネマテークという小さな映画館で観まして、粗い画面が雰囲気ぴったり。
加瀬さんも西島さんも、またこういう映画に出て欲しいなぁ。竹花梓さん、いいなぁと思ってたのですがもう観られないんですね…。今でいうと黒木華さん?
香川京子さんて美しい。昔の映画も観たくなった。
いまどきの日本映画ね。
ゆるキャラが、ゆる~く繋がっている・・・そんなカンジの作品です。
見る人によっては、退屈しそう。
昭和の佇まいを残すボロアパート。
父の残した借金返済のため、このアパートを売ろうとするが、祖父はボケているのか、ボケていないのか、アヤシイ状態。
お互いに経歴詐称したお見合い相手と、勢いで会社を辞めてしまった同僚が、このアパートで暮らし始める。
30歳前で、仕事は辞めてしまい、進む道も決まっていない3人。
小料理屋の女将の香川京子さんや、畳屋の塩見三省さん達に温かい助言を貰い・・・
さて、この3人の行方は・・・?!
私たちの日常って、特別なことが少ない。
そんな本当の日常の中で、自分の道を決めるなんて、難しい。
ちょっとしたきっかけがあれば・・・
回りに温かい人たちがいれば・・・
そんなゆるい、温かいお話でした。
香川京子さんは、見せ場をつくってくれた。
高橋昌也さんの無言の目の演技。
素敵でした。
その、女の正体は?
若手とはもう言えないだろうが,
老境に入る三人の役者との対比で、
つい若手三人といいたくなる
そんな若手三人と年配の三人との
静かな演技合戦の作品でした。
年齢差があったとしても
本当にわかり合えることは出来ないが、
わかろうと努力することは出来るハズ。
我々の日常では、
大切なこともそうでない事もマニュアル的に捌かれていく。
日々の生活の中で、疑問は封じ込められ、
人として一番大切なことが見過ごされて
時間は流れていく。
そんなメッセージを感じさせる映画だった。
モラトリアムをそろそろ卒業しようとする人に
お勧めの作品です。
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