チェ 28歳の革命のレビュー・感想・評価
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最初の方の山中に潜んでる頃は、正直グダッてた。それと誰が誰だかわか...
最初の方の山中に潜んでる頃は、正直グダッてた。それと誰が誰だかわからなくてかなり困惑した。
ただ終盤のサンタクララの市街戦の場面は次々と政府軍が降伏してゆく姿は気持ちよかった
THE・革命
日本でも絶大な人気を誇るチェ・ゲバラの伝記的映画の前編。
本作では、キューバ革命を成功させるまでのゲバラが描かれているが、結構眠たい。
序盤から中盤までは革命の下準備をする淡々としたシーンが続いていて、静かなドキュメンタリー風なので少し退屈だった。
後半、革命を成就する辺りは激しい市街地戦のため飽きることはなかったが、総じて地味に作りすぎていたような……
エンタメ作品ではないので派手な場面が少ないのは仕方ないのかもしれないけど。
ベニチオ・デル・トロは様になっていて格好良かったですがね。
期待しすぎたかも
あんな感じの話の展開とは思わなかったのが正直の感想。
中途半端にドキュメンタリータッチになっていて、
それがイマイチな気がした。
後編もみるべきか?軽く自問自答してしまった。
早く後編が観たいな。
偉大な革命家の半生を前後二部作に分けて描いた作品。
今も人気を博すエルネスト・“チェ”・ゲバラに心酔する人は
多いと思う…が、私は好き・嫌いという前に彼に詳しくない^^;
そして本作は、あのソダーバーグ節が炸裂していることから、
歴史を学ぼう!彼の人生を!の様な期待を掲げて観てしまうと、
なにがなんだか分からない説明不足感に襲われると思う…。
…そのせいかどうかは分からないが(爆)
予告編に紛れて彼のそこまでの道のりが日本語で語られる。
ゲバラって誰??みたいな人は、そこから観た方がいいかも。
以前「モーターサイクルダイアリーズ」という映画を観た。
(確かゲバラの「はとこ」が出ていた)
そこでは可愛い顔をしたG・G・ベルナルが彼を演じていた。
喘息持ちの彼が南米大陸を旅する過程で、貧しい人々を救いたい
という気持ちを高めるところまでがよく描かれていた…ので、
今作をその続編のような感じで観てみるのも一考かもしれない。
でもあれだ。(爆)
今度はデル・トロさんがゲバラなので^^;明らかに風貌が違う~。
ソダーバーグが双方の顔立ちについて、かなり失礼な比較を
していたけれど…う~ん。私はけっこう似てると思ったけどな。
というより、トロの演技がすべてのものを云う感があるためだ。
悪いがここで描かれるゲバラ像に、カッコ良さとかヒーロー性は
あまり感じられない。もっとリアルな彼の原像に迫ったつくりで、
彼が「貧しい人々を救おうとする善者」である以上に、
カストロ以下の革命闘士として躍進する姿が淡々と描かれる。
これを観る限り、ゲバラも普通の人間だったんだな。と思える。
そして、それと連動して、1964年の国連演説とインタビューを
モノクロで挟んでいるのだが、それが反って話をかき混ぜる。
つくりは巧いが、これでソダーバーグっていう人が、
あまり観客のことを意識しないで映画を作る人だとよく分かる。
でもゲバラの主義・主張は、あの演説で見事に花開いている。
まるで他に動ぜず、「祖国か、死か。」の世界で生きている男の
激しい心意気をドン!と叩きつけられたような衝撃感がある。
でもって、それをトロが満面の笑みで締めくくるところが良い!
生ゲバラの演説映像を観たことがない私は、これで大満足(^-^)
彼の革命家としての地位確立を印象付けた本作。
ゲリラ戦の描き方もリアル且つ精巧で、制圧までドキドキする。
次回作がとても楽しみだ。
(のちの妻となる女性闘士も美人で気高い。革命家って凄いな)
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