劇場公開日 2011年2月25日

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「とってもナルニア」ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0とってもナルニア

2010年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

劇中のルーシーのセリフから とってみました。 冒険満載、新しい“オバちゃんキャラ”(従兄弟のユースチス)も加わって テンポ良いストーリー展開が 映画の世界に引き込んでくれます。

原作「朝びらき丸 東の海へ」。 後に“航海王”と呼ばれるようになるカスピアン王子が、再びナルニアにやってきた ルーシーとエドマンド、そして彼らの従兄弟ユースチスと共に 東の海を目指して航海に出る(作品情報より 抜粋)。

本に忠実に再現された作品ですが、島々を巡って 出会いがあって 戦いが起こったりと “欲張りすぎ”な感じが残りつつ、また4人兄弟が 離ればなれになって新しいメンバー(ユースチス)と旅に出るも こちらはちょっと“物足りない”感が残る。。。 でも表現されたその世界は「とってもナルニア」。 深く考えずに楽しめばいいのだと、その船に乗ってる気分で 鑑賞しました。 一部の地域(国)で3D上映されているようですが、個人的に 「これは3Dで観たいよね」って思える映画でした。 ハリポタ3Dより、絶対見応えがある気がします。

ルーシーを演じた ジョージー・ヘンリー。 あら、お姉ちゃんになったわねぇと 親戚のおばちゃんみたいな気持ちになりました。 鼻ぺちゃで美人じゃないけれど、キュートでしなやかな雰囲気が 演技でもアピールされてました。 大きくなったならミッシェル・モナハンみたいになるかな*・☆。 これからが楽しみな 女優さんです。

エドマンドを演じた スキャンダー・ケインズ、めっちゃ好みです☆ 2006年の『ライオンと魔女』からあっという間に成長した感じ。 心の歪みが 経験と共になくなっていく、突っ張っているけど ホントは心がやさしいエドマンドを好演。 イケメン兄ちゃん・ピーター(ウィリアム・モーズリー)の記憶も薄れていくほど ルーシーとの兄弟愛も深まって、冒険に欠かせない存在。

カスピアン王子を演じたブレイク中!ベン・バーンズ。 今回はヒゲをたくわえて、キアヌ・リーブス風? 王子の風格が出てきましたって部分を うまく表現してました。 エドマンドとの絡み(二人のシーン)が結構あるものの、二人の距離感がイマイチ読み取れなかった… もっとセリフ等の演出が ほしかったかも。。

ユースチスを演じた ウィル・ポールター。 なんかうるさいオバチャンがうろちょろしてるなぁと 前半イライラしたんですが、本でも 重要ポジションの従兄弟の ユースチス。 キャラクターにぴったりの演技で、ちょっとホロリとさせられたり。要チェックです。

毎回、観終わって気づく、アスランの声は 『96時間』のリアム・ニーセンです。

これからまだまだ続くお話だと思えば、これくらいがちょうどいいという仕上がりかと思います。 劇場での鑑賞を お勧めします。

Blue