「真っ赤ないのちと真っ白な花」赤い風船 青樹礼門さんの映画レビュー(感想・評価)
真っ赤ないのちと真っ白な花
ドキュメンタリー記録映画出身の監督は
目の前に起きる事をひたすら描写する
作家の想いを伝えるのではなく、
見る人がまさに目の前で起きている現象になるべく
ありえない、不思議な不思議なこの瞬間瞬間に
いつしか惹き込まれていくのだ
少年あるある日常生活のなかに
大好きな大好きな対象が見つかってしまったら
毎日はもう尋常じゃいられない
街を行く大人たちはそんな少年をみて
さまざまなリアクションをする
少年のハートは赤い風船でいっぱいだ
もの珍しい現象は、周囲の好奇心、ヤンチャな嫉妬に晒される
かわいいものをいじめたくなる、暴力的本能だ
今も昔も変わらない
綺麗な花を平気で踏みにじることで
みずからを傷つけている事にきづかない
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