フェイク シティ ある男のルールのレビュー・感想・評価
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10年近く前の映画に言うのもなんだけど
「警官の腐敗」って部分が弱いんじゃないかな、と。
黒幕が言ってるように「必要悪」ってのが拭いきれてなくって
なんか全体的に中途半端な印象。
良かったと言えるのは、物憂げなキアヌの表情くらいかなー。
それってわざわざ観たいかっていうと、そうでもないけど。
重厚でクール
上司の支援を得ながら、手段を選ばず悪を絶やさんとする警官の姿に惚れ惚れ。主演のキアヌ・リーブスの動・静の演技が巧みで見入ってしまう。そしてその役に滲み出る、キアヌのどこか優しげな雰囲気が作品に大きく響いた印象がある。
アクション以外の日常シーン等においても共演者の妙演に悉く心くすぐられる。フォレスト・ウィテカー、クリス・エヴァンスの「男の仲」を絶妙に見せてくる場面ではリアルな佇まいに息が漏れそうになったし、ナオミ・ハリスの幸薄げな顔も良い。
血が舞うアクションとキレある脚本、これだけの演者が揃っていながら109分に収まっている時間のコンパクトさも憎い。
"純粋な正義"が、悪を蝕む
以前初めて見たときは、"取り立てて良いというわけじゃないけど、かといって悪いわけじゃない映画だった"のが感想だった。それはこの感想になる前に、投稿したレビューでも書いてたし、否定することはできないのに、今回もう一度見てみると、かなり印象が変わってた。
最初の頃はキアヌ・リーブスの活躍が見れたのと刑事アクション好きだから、まあいっかって程度だったのに、今は全然印象変わるほど画面にずっと引き込まれてた!
面白いところを幾つか挙げると、本編始まって終わるまでキアヌの風貌は"純粋"だった。ウォッカを体に流し込んで、返り血浴びて、銃殺の道を積み上げても、そこからピュアな風貌が何故か消えてなかった。それはキアヌ・リーブスその人が持つ生まれもってのものかもしれないけど、良い感じに血が臭い立つ作品世界にハマってた。今回のキアヌはなかなか決まってて、ラドローが求める"純粋な正義"の危うさ・必要さ良く出てた!代表作になれず惜しい!
ワンダー役のフォレスト・ウィテカーも惜しいけれど興味津々。闇の王冠を被り続け、全てを手中に治めるところは勧善懲悪かと思ったけど、ここにもある種"純粋な正義"がバックボーンにあると思う…。
どんでん返しは新しくないし、最初見たらつまらないかもだが、僕みたいにもう一度見ると新発見が得られるかも。嫌いになれない映画です!
それでも必要とされたい
多くの人がおまえは必要と言ってきますが、誰もヒーローのように助けてくれない、口だけ達者な連中です。
それでも尚ほだされる。
真の理解者は相方の妻だけなのかもしれない。
ラスト夕日に照らされるキアヌが絵になっていてゾクッとしました。
泣きそうになるほど孤独感が漂っていて。
続編のフェイクシティ2(ページがないためこちらに記載)監督出演者変更の全くの別物です。
こちらの出来が良いため、続編がある!と期待させられた分ガッカリ…
安っぽいギャング映画のよう
キアヌ髭濃いね!!
キアヌはコンスタンティンくらいから心に闇を抱えるダメダメ役がはまってますね。
今回は汚職、悪徳警官の役です。しかし、元相棒の死から…っていう内容です。
この作品は特別何が面白いのかわからないけど、自分は3回も見てしまいました!!それだけ魅力があり飽きない作品です。
重いテーマではあるものの
汚職警官あるいは悪徳警官と正しい警官との闘いはこれまでも幾度となく映画化されてきたけども、本作は主人公のキアヌが汚職警官側という点は面白いと思うが過去何があったから酒に溺れたか、これまでの汚職に関わった数々などを描かずに主人公の昔の相棒の死をきっかけに汚職との関わりをどうしていくのか迷路に入っていくのだが、人間ドラマとしてよりも、ストーリー展開に重点を置かれている点が少々残念である。
やっぱりこうなるか
LAと比べるのは悪いけど、こちらは全てにおいて負け。しかしキアヌリーブスは華ないね。演技力はもともとなかったけど、この作品にはさらに存在感もない(笑)
さて内容評価はイマイチな感じ。飽きないけど見応えもない。LAが完璧に面白かったので期待した分残念でした。
しかしフォレストウィテカーはこの作品には似合わない。なんか違う。暇で暇で仕方ない時にでも鑑賞あれ!LAみたいな感じかなって思えばストレス溜まるよ。しつこいけど。
キアヌ、久々の入魂作
本作が公開される直前に、同じくキアヌ主演の「地球が静止する日」という作品が公開されたけど、あれはひどかった。。。一方、本作はというと・・・あの傑作、「L.A.コンフィデンシャル」の域にまでは達してはいないものの、原作のジェイムズ・エルロイの世界観をしっかりと再現した見応えのある1本に仕上がってました。キアヌは超大作よりも、こういった小規模な作品の方が合っているかもね。
想像していたものとよい意味で違った。
キアヌ・リーブスが好きなので見に行ったが、正直ストーリーはありふれているんだろうな、と思っていた。が、ストーリーが思いのほか、凝っていて退屈しなかった。あとからみてみたら、脚本家が有名な人だったんだと気づいた。結構残酷なシーンがあるので、女性向きではないかもしれないけれど、よかった
面白かった。
何人殺されたんだろうと言うくらい殺しのシーンが多くてしかも迫力があり、拳銃の音や骨が折れる音が妙にリアルな感じがした。アクション映画としては面白いと思います。私生活のシーンが少ないせいか人間的な感情移入は余りわかなかった。
やっぱりこっちのキアヌが好き^^
「地球が静止する日」のキアヌに
思いっきり肩透かしをくらったので、
今回は素直に良かったですね^^
やっぱりキアヌはこうでなくっちゃ\(^o^)/
彼って、ホント!ダークな影がよく似合う^^
まぁ~ストーリー的には、よくある警察のドンパチものではあるけど
(私はこういうの好き)
アクションシーンはバッチリ☆だったし、テンポもまずまず^^
それにキャストが割りと豪華だったのにビックリ!!!
(「パイレーツ~」のティア・ダルマさんがいたのにゃったまげたっす(笑))
前作のキアヌのお口直しにはもってこいかも(^o^)
2月16日イオンシネマ高崎にて観賞
クールに熱血??
前作「地球が静止する日」に続いて、キアヌの主演作が公開!スクリーンで、しばらく見ないと思ってたら今度は連チャン。あ、でも今度は来日してのラーメン屋巡り…もとい!キャンペーンはないようですね(^^;。
いくら型破りな刑事でも、冒頭からいきなりウォッカがぶ飲みで車を運転してるのには、『オイオイ、何ぼ何でもそれはアカンやろ!』って、笑いながらツッコンじゃいました。どんな時も銃を手放さず、犯人逮捕に向かう時には、いつもウォッカをあおる。そして事件解決には手段を選ばない…ってルール(?)を持った刑事の物語(なぜ、そんな風になったのかは、劇中で明かされてます)なのですが、如何せんキアヌって、あんまり“喜怒哀楽”が面に出ないんですよね。だから型破りでも、凄くクールに見えてしまうんですよ。まあ、そこがカッコイイと言ってしまえばそれまでなんですが、この映画の主人公であるトムというキャラに、果たしてそれが合っていたのか?吾輩甚だ疑問でございます。だって、あんな整ったお顔でウォッカあおられても、説得力が…(爆)。もう少し、“熱い男”(うわ~、キアヌにゃ絶対ムリ(^^;!)の方が良かったんじゃなかろうか?特にラスト辺りの演技なんかは、そう思ってしまいました。いえ、決してキアヌがダメって言ってるわけではないのですが、観ていて『何か、ムリしてない?』って、思っちゃったモンですので。
ところでキアヌが警官役を演じるのって、考えてみたら「スピード」以来(!)なんですかね? 若い若いと思ってましたが、彼ももう44歳(!)なんですね。絶対にそれより若く見えるし、『まだ新人です』って言っても通用しそう(?)。だって例えば『ダニエル・クレイグとキアヌ、どっちが若い?』って聞かれたら、吾輩多分『キアヌ』って答えちゃいそう(実際はダニエルの方が若い)ですから。まあ、『幾つになっても、暴れん坊!』ってとこですね。キアヌにとって、それがイイことなのかどうかは定かではないですが…。
さて肝心の映画の方ですが、さすがジェームス・エルロイの脚本だけあって、話がよく練りこまれていて、非常に見応えがありました。にも拘らずこの映画、途中でワルの黒幕が誰かってことが、一発で判ってしまうのです(^^;。これはひとえにそのワルを演じている俳優さんの、存在感タップリな演技が大きく影響しておるのでして、コレはコレで素晴らしい演技故の弊害かと…。いやあ上手すぎるってのも、困ったもんだ(誰のことか、わかりますか~?)。
キアヌは、クールだけれど本作のようなジャンルではヤサオトコ過ぎます。むしろ本作では、ラドローの上司ワンダー警部を演じたフォレスト・ウィテカーの存在感がすごかった
『24』シリーズを見ているファンにとって、善と悪が交差し合い、どんでん返ししていくストーリーは見慣れたもの。主人公ラドロー刑事の同僚のワシントン刑事を殺したとされる犯人が殺されていたあたりから、先が読めてしまいました。
このオトコがまさかと思っていたのがとんでもなくなる話は、『24』シリーズではつきものだから、少々のことでは驚きませぬ。
とにかく本作はFOX配給。主人公の設定も、ロス市警の刑事役。しかも事件解決のためには手段を選ばず、強引なやり方を貫き通すところ。さらに不倫した妻が急死したトラウマから酒浸りの日々など、ジャック・バウアーにすごく似ているキャラなんです。
違うとしたらクールさ。派手なアクションの中も、キアヌらしい持ち味で、さめた表情を見せるのです。これまでも無表情なシーンはあったものの、プロフェッショナルに徹しているキアヌは他に見られないでしょう。
だけど、クライム・アクションでは、クールさばかりって合わないと思うのですよ。やっぱり熱いところもなくってはね。その辺のところがジャック・バウアーが支持されているところではないかと思います。ボーンシリーズでも、アクションでは感情むき出しにぶつかっていきますからね。
ネタバレ前提で書き込みしていますが、本作は筋をばらすとつまらなくなりますから秘密です。
あえて触れるなら、どんでん返しに向けた伏線をもっと強化すべきだということです。 かつて相棒で親友だったワシントン刑事との対立のエピソード。取っ組み合いぐらいの喧嘩シーンがあってもよかったでしょう。
署内の不正を取り締まる内部調査部のビックスは、執拗にラドローにつきまといますがもっと嫌らしく絡ませて、ラドローの捜査を妨害するとか不正の元締めを臭わせるくらいのあくどさを発揮させて置くべきでした。ビックスが中盤で余り登場しなくなったため、ずいぶん物語のからくりが見えやすくなってしまいました。
結論から言うと、キャストはキアヌでなくて、キーファー・サザーランドのほうがこの作品にはあっていると思います。
キアヌは、クールだけれど本作のようなジャンルではヤサオトコ過ぎます。むしろ本作では、ラドローの上司ワンダー警部を演じたフォレスト・ウィテカーの存在感がすごかったです。
ワンダー警部がとあることで、ある人物にピストルを突きつけられ生命のピンチに陥るときの、感情むき出しの表情が忘れられません。完全に主役を喰っていましたね。
そしてラドローが敬愛して止まないワンダー警部を助けることができるかどうかも後半の見所です。
アクション はっきり言ってよかったです
ストーリーとBGM・アクションに興奮の連続です。きっと満足してもらえる作品ですよ 社会の中の正義とは・・現代の社会でも必要な存在 でも行動としてできるものでもないかな
ハードなキアヌもイケテル
容赦なく犯人に銃口を向けるイカレタ刑事トム・ラドロー役のキアヌ、迫力ある演技でなかなか良かったです。ウォッカをあおっては、現場に向かうワイルドな雰囲気と時折みせるやさしい表情、とても素敵でした。
だるだる
キアヌ・リーブスとフォレスト・ウィテカーの名優そろい踏み。しかも脚本はLAコンフィデンシャルの作家ジェームズ・エルロイ。と、期待しないほうが無理。
しかしながら・・・・。一体全体、どうしちゃったの?ていうくらい残念です。「警察の腐敗」というエルロイの一貫したコンセプトはここでも同じなのですが、キアヌはこの映画では、本当にかっこよくないです。何かちょっと太っている?ウィテカーはキャラ固定されちゃっています。ここでも大統領アミンみたい。エルロイの書いたストーリーもダルダル。
半分汚れて半分正義のキアヌというのが、いまいち受け入れられなかったのかなー?アクション好きは、そこそこ楽しめると思います。
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