「良い作品ですが、ラスボスが弱い」フェイク シティ ある男のルール よしさんの映画レビュー(感想・評価)
良い作品ですが、ラスボスが弱い
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凄腕だが法を無視するような捜査活動をする主人公。その主人公の元同僚が強盗犯に殺され捜査し始めるが、実はこの殺人には裏があって・・・と言うストーリー。
キアヌ・リーヴス主演のクライムサスペンスです。スピード、マトリクスシリーズ以外では、個人的には良い作品に恵まれていない印象のリーヴスです。しかし、この作品は中々良い作品だったと思います。
迫力もあり、絶えず謎が提示されるストーリーの面白さもあり、そしてリーブスの魅力も上手に引き出せている作品だと思います。
ただ、高い評価を難しくしているのは、ラスボスの力不足でしょうか?演じている役者さん自体は、とても良い役者だとは思うのですが、ラスボスの重厚さや残忍さ、狡猾さを演じられる役者ではないように思います。
また、早い段階でラスボスの見当がついてしまったのも残念なところ。「実はあいつもラスボスの仲間でした」のようなどんでん返しがあったら、より面白かったかもしれません。
主人公が、ラスボスから仲間外れにされていた理由や、主人公の相棒が危険を顧みず一緒に行動した動機なども提示してくれれば、よりストーリーに深みがましたように感じます。
面白い映画だとは思うので、少し残念でした。
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