落語娘のレビュー・感想・評価
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大人向けのコメディです。
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今も男尊女卑や先輩後輩の戒律が残る落語界に飛び込んだ女性が破天荒の師匠についたものだから起こるドタバタ物語。
破天荒を表す部分ではテレビ向きとは言えないところもあるけれど、後は主演のミムラが落語を熱演し安心して見られる単純なストーリー。
DVDにコメンタリーが無いのは残念。落語をあまりご存じでない方は特典ディスクにある落語マメ知識が参考になると思います。
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笑いに勝ち負けは似あわねぇ
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映画「落語娘」(中原俊監督)から。
俳優が、落語家の役をやるって難しいだろうなぁ、
台詞だけでなく、落語も覚えなきゃならないし、
なんといっても経験で覚える「間」なんかも、
それらしくみえなきゃならないんだから・・。
さて、選んだ一言は、津川雅彦さん扮する
主人公の師匠・三々亭平佐が、いろいろな場面で口にする
「人を楽しませるのに、高尚も何もない」や
「高尚もへったくれも、ありゃしない」を代表する言葉。
最近、落語の世界だけでなく、漫才やコントも含め、
「グランプリ」と称して、優劣を決めたがるが、
本来は「笑いに勝ち負けは似あわない」と私も思う。
人によって、その瞬間の感情も違うし、当然笑うつぼも違う。
単に、面白い、楽しい、それだけでいいじゃないか。
笑いまで、勝ち負け、順位をつけることに疑問を感じているから、
この一言が、輝いてみえた。
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