「最期の刻・・・あなたは抗いますか?」2012 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
最期の刻・・・あなたは抗いますか?
メッチャクチャ面白い。
まぁ、ありがちな、自然災害サバイバル映画。10年以上前の作品ですが、全く見劣りしませんね。すごい映像の連続です。
冒頭のロサンゼルスの壊滅シーンなんて、もう~~~、ハラハラドキドキ、手に汗握りっぱなし!
こんな調子での2時間ちょっとなんですから、はっきり言って疲れました。心地よい疲れなんですけどね。 でも、サイッコーに楽しめる映画でした!
【ネタバレ含む】
まず、先ほども話しましたロサンゼルスのシーン、迫力満点で本当に面白いです。あんな壊れ方しないだろうって言うくらいご都合主義の極みみたいな感じでまさにエンターテイメント!なんですが・・・
リアルの追求でしょうか。物が壊れるシーンだけじゃなくて、人の最期まで映しちゃってる。
昔懐かし東宝の怪獣映画でミニチュアの建物は壊れてもそこに人がいないっていうのが、作り物っていう感じで安心して見れていたのに・・・。
おまけにこのシーン、逃げ惑う飛行機の中で子供が人の最期を目の当たりにしてる。普通なら絶対トラウマでしょう!オムツが取れるなんて考えられない!下手すりゃ、不眠症モンです。
まぁ、ホラー大好きオヤジの自分には大好物で、嬉しい限りなんですが。
さて、次は方舟!
作っちゃうこと自体どうかとも思うんですが、なぜ密航者達は罰せられないのか?
そりゃ、最後に助けたのは主人公達の命がけの行為だったとは思います。でもその原因を作ったのはこの人たちだし、そのせいで傷ついた人もいる。
強欲ワガママオヤジが亡くなる時って、スッキリするものなのに、子供を助けて死ぬなんて・・・どう感じればいいんだろう?(モヤモヤ)
ラストには密航者が、すがすがしい笑顔で一番前で光を浴びている。なぜ、誰も責めないのか?
まぁ、そういうドラマですからね。所詮はエンターテイメント、楽しければ、それでいいと言うことで、深く考えるのはやめましょう。
ところで、方舟が実際に作られたとして・・・
やっぱり乗船できるのは未来に有意義な人なんだろうな。自分は乗れませんね。映画に夢を膨らませる単なる一般市民ですから。