「まさか、泣いてしまうとは・・・」2012 りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
まさか、泣いてしまうとは・・・
この手の映画でおなじみの、各地での異常な様子の紹介から始まる。
今回は、目新しく、経済成長著しいインドから。
序盤の各々の設定がわかりやすくて良かった。
地球崩壊映画は過去にもあるけれど、今回の映像はすごい!!
地震によると思われる地割れも、ピシピシっと音と共に、地面が裂けていく。
ビルが、高速が、地盤が、都市が、何もかもが崩れて、壊れていく様は見ごたえあり!
地盤が崩れて谷ができて、その中に色々のみ込まれていったり、
また、土地が隆起してできた小さな山の中から、とんでもないものが飛び出してきたり。
スゴイ!
ジョン・キューザック一家が逃げる道は、「すごぉぉぉぉぉぉ~い!!!」
ぜひ、大画面で、音響設備の良いスクリーンで、ご覧になって。
地球崩壊の様子を疑似体感?!しておくのも良いかもと。
ジョン・キューザックはじめ、ダニー・グローバー、キウェテル・イジョフォニ、ウディ・ハレルソン、皆さん自己主張し過ぎていなくて、とても良かった。
自分だけは助かろうとする者。
そうかと思えば、国民と一緒に運命を共にしようとする大統領。
こんな非常事態の時だから、命令に従おうとする者。
こんな時だからこそ、イケナイ事はイケナイと言う者。
自分の身を守ることで精一杯のはずなのに、目の前に怪我人がいれば、助けようとする者。
親が子を想う愛。
子が親を大切に思う気持ち。
友人が友人を助けたいと思うこと。
誰かが誰かを守ろうとする優しさや勇気、愛。
「人々がお互いに助け合わなければ、人間性を失う」
これこそが、人間が持つ気高さ。
エンドロールで、ヴィジュアル・エフェクツに携わった人達の名前が延々と続く。何と多いこと。
それこそが、この映画の映像の凄さを表しているのだろうな。
ツッコミどころもあるけれど、いちいちツッコンでいたら、面白さが半減するので(それを楽しむという方法もあるけど)、とりあえず、やめておきます。