「宮崎美子の起用が嬉しい」シャッター よしさんの映画レビュー(感想・評価)
宮崎美子の起用が嬉しい
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仕事で訪れた日本で、女性の霊に憑かれるアメリカ人夫婦の恐怖を描く物語。
ジャパニーズテイストのハリウッドホラーです。若干拙い日本語をしゃべる方がいるのが気にかかりますが、全体としては日本を常識的に映しているようです。
ただ、白人男性になびく日本女性が描かれ過ぎている気がして、それは少し残念には感じましたけど・・・気にし過ぎですかね?
さて、映画の評価ですが、怖さは感じませんが、サスペンス色を交え概ね満足出来る内容でした。
ラストで夫の悪事が暴かれる展開も、サスペンス部分を盛り上げているように感じますし、霊が現れた納得出来る設定と思え高評価です。
ただ、前述の通り怖さはそれ程感じませんでした。理由は、中盤まで霊が攻撃的でなかったこと。攻撃的でないのであれば、幽霊は不気味ではありますが怖さを感じる理由にはなりません。
中盤から霊は攻撃的になりますが、私としては戸惑いを感じるものでした。それは、なぜ『攻撃的になったのか?』が設定されていない為です。何かしらのトリガーがあれば、納得感が産まれ怖さも増したかもしれません。それを主人公達が調べるシチュが描ければ、よりサスペンスとしての面白さも増したかもしれませね。
最後に、夫の悪行の証拠がカメラに残っていたのは頂けません。流石にそこに残さないでしょう。面白いラストでしたけど、もう少しディティールを大切にして欲しいものです。
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