「え、実話?マジっすか!?」バンク・ジョブ ゆきだるまさんの映画レビュー(感想・評価)
え、実話?マジっすか!?
とにかく良く出来た話だ・・・と思うと、実話に基づいていて、
9割は本当のこと(マジ?)っていうから驚き!
単なる銀行強盗のアクション映画かと思っていたら全然違った。
(主演の彼を見て勝手にそう想像・・・)
1970年代初頭に実際にロンドンで起こった銀行強盗、といっても
いわゆる「ホールドアップ!」ではなくて、地下にある貸し金庫を
2件隣から掘り進んで狙う、という観てるとかなり無謀な事件を
起こした犯人とその事件に絡んでくる人の話。
この映画の面白さ(というか事件そのものの面白さ)は、
強盗が見事に成功したってことではなくて、その盗まれちゃったもの内容故に、
王室、政府や官僚、MIや警察、そして裏社会の人たちがフクザツに絡み合っていることが
次第に明らかになっていくところなんだと思う。人物相関図を書きたくなるくらい。
それにしても、英国ってのはコワイ国だな~って改めて思ったわ。
自らの手を汚さずに目的を達成しようとする。失敗したら葬られる・・・う~ん。
今はタブロイドの報道合戦があるから、どんな写真が出てこようと
みんな大して驚きもしないような気はするけど。
チャールズやカミラの「もっとヤバイ写真」がどこかにあったりするんだろうか?
ハリー王子はありそうな気もするけど・・・。
後半の展開は本当にハラハラする。八方ふさがりでどうするの!?
ラストシーンを見て、実在する犯人は今何処にいるんだろう?
なんて考えてしまった。
人物が結構フクザツに絡み合ってくるし、皆さん背広を召された英国紳士ばかりなので、
ボーっと観てると誰が誰だか分からなくなる可能性大。映画館でしっかり観る方がおススメ。
コメントする