「銀行での大仕事。」バンク・ジョブ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
銀行での大仕事。
名画座にて。
公開時にも評判が良かった作品みたいだが、私の近辺では
まったくかかっておらず、これはひょっとして…と期待したら、
やっぱりいつもの名画座にやってきた^^;ありがとうございます。
この監督で面白かったのは最近だと「世界最速のインディアン」
わりと地味でB級っぽい感じだったが、話が奥深くて良かった。
今回のもそんな感じで…話は上手く出来ているが、やはり地味^^;
でも実際に起こった事件をベースに(ある程度まで)リアルに描いて
いるようだ。まぁなんたってJ・ステイサム。頭は寂しいが声がイイv
ここに登場する強盗団は一応素人達だが、周りがMIー5だ、6だ、
悪徳警官だ、マフィアだ、そして無線愛好家だ…(爆)と喧しい。
なんでそんなに入り乱れるのかといえば、盗んだブツがブツだった、
(っていうかそれが狙いの計画なんだけど)というところだったのね。
この王室スキャンダル…は、何となく覚えている気がする^^;
なんか、とっても時代モノ!的な描き方をしているので懐かしい。
ファッション、音楽、パソコンもケータイもないからトランシーバー。
あぁ~ドリルで穴掘り稼業、も観ていてワクワクするなぁ。
こういう古臭い泥棒映画って、いかにもやってます!的で好きv
しかしやはりイギリス的(監督はオーストラリアンですが)というか、
それほどエンターテインメントに徹した描き方はしていないので、
笑える箇所と残酷な箇所と妙にエロい箇所とが全て淡々と交る。
どこかに感情移入しようとしても、主人公も結構いい加減なので^^;
あれじゃあ嫁さんも子供も可愛そうじゃんか…的な部分も否めず。。
彼が惚れる彼女も、もっと峰不二子ばりに悪党だと面白かったな。
もっと頭良いかと思ったけど、色気以外は大したことなかったのねx
後半の絶体絶命!な立場から、おぉ~そうなるのか!?とキマる
ラストまで、先が読めない展開が面白く、でも実際にこんな事件が
あったこと自体があまりに奇想天外過ぎるので、ビックリしてしまう。
(某俳優も極秘写真で俳優生命を断たれましたね。何故に撮るの?)