大決戦!超ウルトラ8兄弟のレビュー・感想・評価
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前作『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』と比較すると
自ブログより抜粋で。
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始まってすぐに前作の弱点だった脚本&ドラマパートの演出が大幅に改善されていることがわかる。
物語的には完全に子供向けだった前作と比べると、かなり大人目線の作品に様変わりし、チープだったドラマパートもほどよく練り込まれ、逆に幼い子供はこの内容についていけないんじゃなかろうかと心配になるほど。
怪獣たちの登場シーンもパニック状況を現実的に描いており、ウルトラシリーズというより、ゴジラの登場シーンのそれに近い。
このように作り手側が内容的にも大人の観客にアピールしてきた以上、こちらもそのつもりで批評させてもらうが、今回の作り手は、なぜ明らかに子供向けな内容の前作が大人にも好評だったのかを思い違いしているとしか思えない。
それは単に昭和ウルトラシリーズのオリジナルキャストが登場したからだけではない。“かつてのウルトラヒーロー”たちが、老いた立場、人生の先輩の立場から若者たち、子供たちへ激励を贈っている姿に、自分もそんな大人、親でありたいと感動したのだ。
それなのに今回は、ハヤタ(黒部進)たちもダイゴたち同様、自分がウルトラマンであることを忘れてしまっている。彼らが若輩者と同じ立場、目線になってしまっては、“かつてのウルトラヒーロー”が登場する意義がまるでないではないか。
また、クライマックスの超巨大怪獣登場にしても、前作は大人にも「おおっ」と思わせる意外性のある展開だった。さらに追い打ちをかけるように、タロウ登場のサプライズまであった。
それなのに今回はどうだ。なんのひねりも感じられない“くっついただけ”の巨大怪獣。でかいだけのラスボス。集中砲火で倒して終わり。面白味のかけらもありゃしない。
苦言ばかりじゃあれなので付け加えると、前情報でわかった上で観ることができたので、キャストたちの実の親子共演はそれなりに微笑ましい光景であった。
トンデモな絵空事エピローグは、実は嫌いじゃない。パラレルワールドという設定からしてリアリティとはほど遠い内容なんだし、反リアリティ・メーターをここまで振り切っちゃう思いきりの良さは買う。
つまりは、良くも悪くもお祭り映画。
ただ、前作はウルトラマンメビウスを知らなくても楽しめたが、今回はティガ、ダイナ、ガイアの小ネタがわからないと楽しみどころが少ないように思う。
ウルトラマン祭りとしてならAAA、映画としてならC、
幼児向けのアトラクション・ショー以外では競演しない、ティガ・ダイナ・ガイアとウルトラ兄弟の2組のウルトラマンの夢の競演を 本作品ではどちらも存在しないパラレルワールドの設定を使って強引に実現してくれました。もうファン的にはそれだけで満足。ウルトラマン好きの幼児には大興奮間違いなしです。でも幼児向けのアトラクション・ショーではなく、入場料を払って観る劇場用映画としては少し完成度が低い事が気になりました。
例えば怪獣が街を蹂躙しているカットの後に、夢を最後まであきらめないのどうのと葛藤する人物のシーンが3組も入っていて進行に違和感を感じる部分、トラックの暴走事故から子どもを守るシーンの編集のテンポが悪くて、スピード感や緊迫感が感じられなかったり、こけた西條康彦さんをアキが庇って負傷するのですが、肝心の西條さんの容態が最後まで曖昧だったり、(ラストの見送りシーンに元気な西條さんが手を振ってるだけで納得できるのに)緻密なミニュチュアシーンに取って着けたようなCGの竜巻の違和感ありありの合成があったり。数え上げると限がないほど、もう少し映画の完成度を高めて欲しい所がありました。
内容面でも主人公カップル3組の描き方が同じような感じで変化に乏しかったり、ウルトラマンと巨大怪獣との対決が今日的な出来のいいCGに比べ不出来なのに長く、一方ウルトラマンと怪獣の実写対決シーンが短めで展開が早過ぎで、すぐ必殺光線になっちゃう、ここを観に来ているですからもっと丁寧に描いてほしいものです。黒幕の黒い影法師がいったいなんだったのかの説明は全く無いのに、エピローグは説明が多く間延びしすぎでした、そのエピローグでこの世界にないはずの歴代地球防衛チームの戦闘用飛行機が出てきて解釈に苦しみました。
とはいえ、ウルトラマン祭りとしてならAAAなのには変わりありません。
残念。。。
中年向けノスタルジーと
お子様向けヒーローと
横浜市のでしゃばりすぎと
円谷さんのエゴと
4つ足して4で割ったような作品です。
子供が見るには無駄なシーンがやたらと多い。
大人向けには大してドラマが無い。
前作と戦闘パターンは同じだし、(CG使い回しか)
まったく残念で、イライラしました。
子供はそれなりに面白いと言ってたので、まぁいいですが、
腹立たしい映画です。
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