劇場公開日 2009年2月7日

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ベンジャミン・バトン 数奇な人生のレビュー・感想・評価

全214件中、61~80件目を表示

4.0人と同じ生き方をする人間なんて、ただの1人もいやしない。

2020年7月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

老人の体で生まれてきて、年を取るたびに若返っていくという特別な運命を背負った男ベンジャミン・バトンの数奇な人生を描く一代記。

監督は『セブン』『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャー。

主人公ベンジャミン・バトンを演じるのは『セブン』『ファイト・クラブ』に続き、フィンチャー監督と3度目のタッグを組んだ、後のオスカー俳優ブラッド・ピット。
ヒロインであるダンサーのデイジーを演じるのは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の、オスカー女優ケイト・ブランシェット。
ロシアで出会った人妻エリザベス役に、『コンスタンティン』『ナルニア国物語』シリーズの、レジェンド女優ティルダ・スウィントン。
デイジーの少女時代を演じたのは、『バベル』でブラピ&ケイト・ブランシェットと共演しているエル・ファニング。
ベンジャミンの育ての親クイニーの夫ティジー役を、当時は映画出演経験がほとんどなかった、オスカー俳優のマハーシャラ・アリが演じている。

第81回 アカデミー賞において、美術賞/視覚効果賞/メイクアップ賞の三冠を達成‼️

映像作家の鬼才デヴィッド・フィンチャーが手掛けたミステリアスな人間ドラマ。
主人公のベンジャミンの体質は特別で、老いた身体で生まれ落ち、年を重ねるごとに若返っていく。

若返ることはある程度歳をとった人間なら誰でも一度は夢見ることだろうが、本作での若返りは一種の呪いのようなものである。
他の人間との違いに悩み、一度は重なった愛する人との年齢差も、年々大きなものになっていく。

しかし、若返ることがベンジャミンの呪いであるのなら、彼以外の人々に課せられた老化という現象も呪いそのものである。

どんな人間も辿る道筋は違うが、結末は決まっている。
ベンジャミンと我々観客は、生まれ持ったものが違うというだけで同じく呪いを受けている存在なのだ。
ベンジャミンの歩んだ道のりは確かに奇妙だが、我々の歩む道のりも他者から見ればまた奇妙なものなのだ。
他者とは違うものを生まれもち、他者とは違う道のりを一生をかけて歩むことが人生であり、最後は同じ終末を迎えることこそが人間として生まれた我々の呪いであり、同時に祝福なのだろう。

飛ぶことの出来ない七面鳥も、素早く羽を動かし飛ぶハチドリも同じ鳥には違いない。
そんな、当たり前だが見落としがちな真理を観客に思い出させてくれる良い映画だった。

3時間近くの上映時間は確かに長いが、その分ベンジャミンの一生を追体験している気分を味わうことができる。

特殊メイクとCGを駆使して表現された、老人と中年、そして青年のブラピには一見の価値あり。
一体どうやって撮影したのか不思議なほど違和感がないのは、素晴らしい特殊効果とブラピの演技力の賜物。
若返ったケイト・ブランシェットも美しい。歳をとったケイト・ブランシェットも美しいのだが。

『セブン』や『ファイト・クラブ』のような癖はなく、誰が見ても感動できる一作。
フィンチャーの得意とするサスペンス演出があまり見られなかったのは残念かな。

とにかく長いので、じっくりと腰を据えて味わう必要があるものの、確かなものを得ることができるお勧めの一本。

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たなかなかなか

4.5切ない運命

2020年6月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

幸せ

幼少期のおじいちゃん姿より、高齢期の少年の方が辛そうだった。
登場人物みんな基本的に良い人。
若い姿のブラピが目が潤ってて可愛い。
お互いが40~50歳の時が1番幸せな時だった。

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ゆい

3.5生きることは記憶の連続

2020年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「セブン」「ファイトクラブ」に続くデビット・フィンチャーとブラッド・ピットの三作目は思いの外大人しくなって刺激的な描写もなく、落ち着いたタッチで1918年から2002年までの主人公の逆転の人生を描く。第一次世界大戦終結から第二次世界大戦を経て、現代のハリケーン襲来の時代背景は物語に的確に内包されている。プロローグの盲目の時計職人が戦争で息子を失う悲しみから逆回りの大時計を製作するエピソードから、バトンが父親に棄てられ老人ホームに働く黒人女性に育てられる流れがいい。ケイト・ブランシェット演じるディジーとの出会いからすれ違いも、彼女の安定した演技力で魅せる。ただ、ふたりの結婚と出産の幸福から暗転する後半が弱い。現代劇のファンタジー映画で思い出されるのがトニー・リチャードソンの「ホテル・ニューハンプシャー」とジョージ・ロイ・ヒルの「ガープの世界」だ。リチャードソンの逞しさ、ロイ・ヒルの強かさと比較するとフィンチャーはお人好し過ぎる。ユーモアとアイロニーを前半加味して、愛する家族から別離を余儀なくされた後半のバトンの宿命をもっと強調したら良かったのではないか。
老人ホームで主人公が話し掛けられる、雷に7回も打たれたおじいさんのモノクロショットのユーモアが唯一可笑しい。

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Gustav

3.0不思議な魅力

2020年5月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

母を看取る間際に明かされた自分の出生の秘密。数奇な人生を生きた男の手記と母の記憶をもとに描かれたストーリーの不思議な魅力に暫し夢中になった。

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おのもん

4.0人生

2020年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

幸せ

不思議な設定に興味を持ち鑑賞。
考えさせられることが多い映画だった。
生きていく上で大切な要素がたくさん描かれていて人生の教科書のような作品だった。
自分の運命を受け入れて、心に素直な人生を歩みたいと思った。

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ててて

4.0なんとも言えない余韻が。養父母役にも注目!

2020年4月29日
iPhoneアプリから投稿

あらためて観てましたが、素敵な映画ですね。
老人のような容姿で瀕死で生まれ、親に捨てられ養父母に貰われ育てられるベンジャミン。数奇な運命を辿りながら、彼は人と逆に徐々に若返っていく。そして最後は・・・

グッときた言葉

「人生は複雑とは限らない。
求めるものを知っていれば」

「もう二度と自分を憐れんだりしない。
完璧なものなどない」

さんざん回り道をして、ようやく結ばれたブラピとケイト・ブランシェット、実に輝いてます。
運命ってやっぱりあると思う。

人が生まれて死んでいくまでの、喜びと悲しみ、注がれる愛と、注ぐ愛…

愛する人と同じように歳を重ねることのできない不条理を通して、限られた時間の人生のきらめきをこの上なく美しく見せてくれる素敵な映画ですよね。

孤独で数奇すぎる運命が悲しくも、愛に溢れていて。
最後はじんわりと涙が流れました。

ちなみに養母役が「ドリーム」の主役の人、養父役が「グリーンブック」のマハーシャラ・アリでした。

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Mariko

3.5イケメンブラピの時間が足りん!

2020年4月10日
iPhoneアプリから投稿

ブラピの時間が少ねぇ!!もっとだせぇ!!!ってなる。
物語映画。現実にはありえない話。最後のブラピが出ていく時あの判断はとても苦渋の決断だったと思うなあ。

おやすみブラッド・ピット

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ニア・ロベッカ・クロニクル

4.5素敵

2020年3月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

良かった。

本当に良かった。

今という時間を大切にしよう✨

思い入れなく観て、すごい感動して自分にビックリした。

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R♪

4.0若返っていく人生・・・

2020年1月20日
スマートフォンから投稿

悲しい

幸せ

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映画は生き甲斐

4.5辛い。でも素晴らしい。

2020年1月15日
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Lily

3.0もったいない

2020年1月7日
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P.N.映画大好きっ子さん

1.0ブラピが最低です

2019年12月23日
PCから投稿

ブラピが出るまでは名作の趣です。
ブラピが出てからは、とんだ茶番で昼メロか韓国ドラマみたいになります。
最低の駄作になりました、ちくしょー

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アサシンⅡ

5.0外見に惑わされるのが人間

2019年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

生まれたときは老人の赤ちゃん、母はそのまま亡くなり、父は老人ホームに捨て子にする。
老人ホームの女主人(タラジ・P・ヘンソン)は優しく、育ててくれる。
この赤ちゃん、不思議なことに歳をとるごとに若くなっていった。
切ないラブロマンスが多くあるが、なかでもティルダ・スウィントンとの話はいい。
主人公役のブラッド・ピットの美しさはパーフェクトで、ケイト・ブランシェットもたじたじ。

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いやよセブン

3.5若くなってからのブラピが良い男過ぎ! ボートもバイクも格好いい! ...

2019年9月30日
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若くなってからのブラピが良い男過ぎ!

ボートもバイクも格好いい!

ストーリーは唯一無二やし、良い映画!

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Daichi Kitakata

4.0なんか先が気になって、最後まで見てしまった

2019年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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らら

4.0おとぎ話

2019年9月20日
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アンディぴっと

4.5デビッド・フィンチャーとブラッド・ピットが、F・スコット・フィッツ...

2019年9月17日
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鑑賞方法:映画館

デビッド・フィンチャーとブラッド・ピットが、F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を映画化。

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てかる

4.0ネタ切れか?

2019年4月29日
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と思って観た設定ありき映画だったけど、よく出来てた。
ごめんなさい。

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マルボロマン

2.5うまく受け入れられませんでした

2019年3月17日
PCから投稿

泣ける

設定がどうも受け入れられないうえに、男主人公が好き勝手な人生を送っているような気がしてしょうがなくて感情移入できず、女主人公も娘に伝えるのが我儘にみえ、楽しめませんでした。

映像的には良くできてるんですが

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雪国の離島の生まれ、山裾育ち