「うん。」ベンジャミン・バトン 数奇な人生 ばたーびーるさんの映画レビュー(感想・評価)
うん。
3時間の映画、初めて見たかもしれない。すごいなあ。7回雷に打たれたって話しする老人が気になって仕方なかった。後で他の人のレビューみたら、監督の他の映画と繋がりがあるのね!そう言うの気づける人すごいな。本当に映画通って感じでカッコいい。
一言で言えるのはまず、ブラッドピッドカッコいい。まあみんな思うか。サングラスが似合いすぎる。そしてヘルメットなしのバイクね。最高。
始まり方がタイタニックみたいだったな。母親から娘への会話から始まって過去を映していく感じが。
「なにもない」と「孤独」って強い。自分の思った時に好きなところへ想いのままに行ける。風を感じられる。
大体の人間はきっと、自分の将来がどうなるのか。とか、将来結婚して子供がどうこうとか、親とか世間体とか気にしてしまうけど、そうじゃない。その時その時を生きる。そうなりたい。そして恋して別れて飲みに行って誰かに出会って…ある意味そう言う人の方が行動力が一番あるかもしれない。
フラっと立ち寄った店で何かを見つけるとか、そう言うふうに生きたい。と思った。
デイジーは強すぎる。踊れなくなってしまってベンジャミンを遠ざける程の辛さとか大舞台で踊るプレッシャーや緊張感とかの経験からきてるのかな?
ベンジャミンが自分と娘を置いて出ていくとわかって、目があっても動かなかった。無言で受け入れた。そんなに好きな人同士なら別れることないし、泣いて縋ってでも一緒にいたかっただろうに。でもだからこそそうすることが愛だったってやつなのかな。←なんかどっかで聞いたことある気がする…
それでまた夫も見つけて、ベンジャミンを思いながら過ごして、そしてまた赤ん坊になったベンジャミンをみとる。すごい人生だ。そのことを娘に話さずにいるのはどんな思いだったのかな。でも最後に言わなきゃって思ったのかな。凄い人やなあ。
運命ってあるのかな。