252 生存者ありのレビュー・感想・評価
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東京の地下の秘密
東京の一部(お台場、新橋あたり)が大洪水になる。 冴えない営業マンのユウジ(伊藤英明)とその家族に焦点を当てている。 大画面で観ると大迫力。 中盤まで252が空回りするが、きちんとタイトル回収する。 視聴順があべこべだが「I love youは143」という映画(『FALL/フォール』)を思い出す。 ところで東京消防庁の252についてだが、143でも助けに来てくれるだろうか。 ユウジが『北斗の拳』のケンシロウのように優しさと強さを持った男で好感が持てる。 ラストは、人を担いで崖から這い上がってきたラオウを彷彿させる。 怖い雰囲気の山田孝之さんは、『ドラゴンヘッド』(実写映画)を思い出す。 地下に古い新橋駅があったり、昭和感のある部屋があるという場面は興味深い。 安全な部屋には劣化していないベッドもあり、大切に持ち歩いていた発明品や偶然見付けたボールペンを使い怪我人の応急処置をするなど、都合よく不幸中の幸いが重なる。 政治家や自衛隊は登場せず、スケールが小さめで物足りなさは否めない。
思うことは色々あるけど…ちゃんと災害の怖さを伝えている
あまり良い評判ではなかったから警戒していたけど、悪くなかった。東日本大震災からの10年は日本も災害続きで本当にレスキュー隊の皆さんには頭が下がる。有り難みを感じられる映画になったと思う。 日テレ開局55周年記念映画なだけあって、かなりお金がかかっている。奮発したであろう大規模なセットは圧巻で、駅に流れ込む水とパニックな様子をノンストップで描く冒頭はかなり怖くて慄く。しかし、プロローグが弱いので台風が出来たと言っても不自然に感じる。この後いくつものパニック映画が日本で作られることを考えると、やはり自然考証は簡単ではないのだと思う。 今作はレスキュー隊を軸に、救助を待つ側と救う側の2つの視点から描かれる。それぞれに救いのセーフティネットが引かれている点は実に邦画らしく、現実味を割いている。韓国映画ならもっと無情な現実を叩きつけているはずだ。それもあってか、中盤のたるみが気になる。リアルタイムで追い込まれていく雰囲気より、救われるフラグが立っているように見えてしまう。しかし、レスキュー隊だからこそ捉えられる命の重みは一貫している点で良かった。 伊藤英明も内野聖陽も結局のところ、身内なら動いている感が強いのが残念だが、やはりカッコいい。ワイルドでタフな人物像が似合う。山本太郎を見るとどうしても政党がよぎるけど…俳優としては良いピースだとは思う。 災害映画と見くびっていたが、割とその時代に頑張れるCGも多用していたし、緊張感を持って観れた。色々思うところはあるけど、やはり災害に備えは必要。準備しておこうと思う。
シナリオはすごくいいのでは!?
シナリオはすごくいいと思うが、まあやり過ぎ感が出過ぎて冷めてしまう部分も。
かなりストーリー展開が多くて飽きない。
最後は、伊藤英明がほぼブルースウィリスです。
もう少し自然なカットで感動させられたいなという贅沢な希望です。
どっかで観たような展開の連続
洋画にありがちなパニック映画を邦画で頑張って作ってみましたって感じ。 でも洋画なら脇役の過去をもっと丁寧に描く。 アルマゲドンのウィル・パットン演じるチックがいい例。 離婚した嫁と息子が出てくるシーンはトータルしても数分だけど、そのシーンがあると無いとでは大違い。 過去を描くことでキャラクターに厚みも出るし、情も湧く。 でも日本だからスポットを当てるのは主人公だけ。 出てくるのは危険を無視して夫を助けろというキチ嫁、かわいいけどじっとしてない娘。計算まちがう気象庁の女。登場人物もありえないのばっか。 内容もどっかの映画で観たような展開の連続で先が読めてしまうから大して感動できず。 そこ端折る?ってとこも多いし、色々残念な映画でした。
東京が津波に飲み込まれた時のパニックの様子は迫力があった。 地下に...
東京が津波に飲み込まれた時のパニックの様子は迫力があった。 地下にいると恐ろしさは倍増。 母親と娘の再会は涙を誘うが、ちょっと伊藤英明がスーパーマン過ぎる。 元レスキュー隊員とはいえ、今は車のセールスをしている一般人。 それが現役のレスキュー隊員を救出するとか・・・・。
現実を思い出して・・・
まずはTVMの『252 生存者あり episode.ZERO』。阪神淡路大震災の生々しい記憶。今回は東日本大震災が起こったため、TVでも放映を自粛したようだった。消防隊員の一人がバックドラフトにより殉職する。その息子早川勇作(市原隼人)は消防隊員になって1年という異例の速さでレスキュー隊員の試験に合格する。研修はチームワークが肝心、一人でも脱落すると連帯責任によって辞めさせられることになる。早川の班には上越地震で救助されたという経験を持つ西村(阿部力)や、初の女性レスキュー隊員の期待がかかる水城マナ(上原多香子)がいた。火災の訓練で命を粗末にしたとして早川は降りろと言われ、恋人にも悲しい顔をされる。そんな折、地震が発生し、ビル7階の劇場に閉じ込められた少年と早川。仲間たちが訓練生にもかかわらずレスキュー隊としてかけつける・・・といった展開だ。
このエピソードゼロでは主役だった市原、上原、阿部の3人は本映画には出てこない。ここで脇役だったハイパーレスキューの教官たちが主役なんだな。作る意味あったのか?★★
本編
台風が来る前に突然降ってきた雹と高潮。高潮は湾岸に面している首都を容赦なく襲う。これは凄まじいパニック映画。しかし、東日本大震災を経験した後に観ると、見るに耐えないものがあった。都心で起こってたらどうなるんだ?地下鉄でのパニックはまさしく恐怖のシミュレーションだ。崩落も激しく、新橋地下1階は壊滅。難を逃れた篠原(伊藤英明)は聾者の娘しおりを見つけ、娘を助けてくれた韓国人女性と研修医重村(山田孝之)とキム兄いが地下深くの廃駅部分に閉じ込められてしまった。救出に向かうレスキュー隊の隊長は篠原の兄静馬(内野)。しかし、気象庁より大型台風が接近しているため救助活動を中止しろとお達しが・・・
ギャーギャー騒いでいる重村がいい演技。見ててむかつくヤローだったけど、韓国女性を助けたことによっておとなしくなった。人間関係が面白いし、輸血の方法も水槽の酸素交換機という間に合わせのものだった。5人がなんとか助かりたいと願うことで、252の合図が届いた!救出方法は台風の目が頭上にある間、爆破によって穴を開け、ヘリによって救うという作戦。
18分のタイムリミット・・・結局、篠原兄弟と一人の隊員が残された。ああ、伊藤英明は死んだんだなと涙にくれると、しおりちゃんの「パパ~」の叫び声。喋ることが出来るようになった?と、待っていると、結局全員無事。なんだか泣かされちゃった。
設定&演出が非現実的すぎて超駄作
奇怪すぎる演出、設定が満載で、ストーリーに入り込めない。極め付きの奇怪は、ラスト。超大型台風の目が現場上空に移動してきて無風になるわずか18分の間に救出を終える、という大前提がある場面。ところが、この大前提をあっさり破ってしまった。18分経過する前に、予想を反して暴風雨が再来し始めて、救出現場が崩壊・・・ここまでは、自然の流れだった。しかし、次の瞬間。その暴風雨が、何の前触れもなく、すぐに止んで、現場は、ピーカン青空の無風になります。え!!何で???説明など全くなりません。そして、どうして無風にしたのか、すぐに合点がいきます。救助犬が「ここに生存者が」という合図の吠えをして、土を掘り始めます。この演出のためだけに、暴風雨の大前提をかなぐり捨てて、ピーカンの静かな現場に仕立て上げたんです。あり得ない。大前提の設定を・・・ストーリーも、設定も、くそもありません。現場の俳優さん達から反対意見は出なかったのでしょうか?とにかく、才能のかけらもない、主観バリバリのだめ監督ですね。見るだけ損ですよ。
ただただ面白くない
そっか、TV屋さんが作るとこんなゴテゴテになるんですね。 何度も寝てしまい、巻き戻しては観ての繰り返し。 俳優陣は素晴らしいのに、内容がいろいろのもののミックス。 せめてどれか一個にして。 イライラする。疲れました。
わざとらしさが空回り
小笠原海底地震でメタンハイドレート層が破壊、海水温の急上昇(35℃)、瞬間最大風速110mの台風出現としているが見ないふりの予報課長は何なのだろう、予報が遅れ東京は大パニック、これは人災だろう。
日テレ55周年記念映画、冒頭からお台場のフジテレビが高潮に襲われ、球体展望台が海に漂うシーン、敵意剥き出し、それほど憎かったのか・・。
主なパニックの舞台は地下鉄構内、「地震列島(1980)」は「赤坂見附」だったがこちらは「新橋」。いわば日テレのおひざ元、閉じ込められ水が迫るシチュエーションまで同じ。元レスキュー隊員が活躍するのはハドソン川のトンネル事故からの脱出映画、スターローンの「デイライト(1996)」の模倣にも思えるが原作の小森陽一は「海猿」の作家でもあるのでレスキュー物がもともと得意なのだろう。それにしても酷い脚本、災害に加えてダメ上司、怖がらせる、泣かせるにこだわる余り強引なハプニングの連続で右往左往、人間関係もぎくしゃくで終盤までストレスが溜まる一方。
前置きの人物描写はこの種の映画の手続きだから仕方ないとしても長すぎるし技量の割には欲張りすぎで中途半端、わざわざ失語症の子供を出して何度も殺しかけ最後に叫ぶ仕掛けは凄いが、作り手のお涙頂戴意図がみえみえ。
パニック映像も中途半端なテレビ的構図の短いカットバックが多く騒いでいるのはわかるが、何が起きているかはさっぱり見えない、ブームマンが下手なのか声をまともに拾えていないので聞き取りにくいシーンが多いし整音もできていない。意気込みは買うが演出が空回りわざとらしが気になる、テレビ屋さんでなく東宝のプロに作らせたら凄い映画になったろうに残念だ。
ひたすらピンチあり
ひたすら災害に襲われ、ひたすらピンチあり。 崩壊した地下で救助を待つ人の中にもとレスキューがいたり医者がいたり、崩壊した地下で輸血に必要な道具がたまたま揃っていたりとかなり都合の良い部分もありますが、フィクション映画と割りきればなかなか見応えがあり楽しめます。
252は生存者の数かと思ったら違った!!
2008年に作られた映画で、311後はもうこのタイプの映画は作られないだろうから貴重だと思います。クライシス描写は銀座の倒壊が怪獣映画っぽかったですが、特に新橋地下で人々が濁流に呑まれていく様は迫力がありました。キャラ設定がコミックみたいで単純で分かり易く、人間ドラマ部分もしつこくならない程度の丁度良いバランスだと思います。このジャンルが嫌いな人は少ないだろうし、2017年に観ても楽しめると思います。邦画はいつも長く感じますが、珍しく時間の経過を忘れて観る事ができました。桜井幸子や山本太郎が出ていて懐かしいです。怖い映画のはずなのに爽やかな終わり方で、やはり震災前に作られた為か良くも悪くもスッキリとした後味の映画でした。
泣けましたね。
評判よくないようですが。 大雑把な内容ですが、娘役の子が全部いいところもっていったかな。 海猿原案の方が携わっていたなら、似ても仕方がないか。 核となる登場人物が。いろんな負の心を持っていてちょっと人間臭さが出ているのがよかったです。後半は泣かされたなあ。 でも。なぜ伊藤さんは山田さんが医者ってわかったの?そこだけがひっかかる。
しおりちゃんが涙を誘う
その一方で元救助隊員の妻の身勝手さにガックリくる。 夫が救助隊だった時は他人の為に命を掛けるなんてって思ってたけど、今なら分かるあなた達に頼るしかないのよ~って... 感動物だからなんだろうけど、全体的に多少のリスクをおっても救助隊は助けるのが美徳みたいな雰囲気が気になる。 生存のサインは2 5 2で打たないと救助隊は来てくれないの?なんか豆知識披露して無駄に体力消耗させるだけだと思うんだけど。 そして最後の生存者ありと伊藤英明が山本太郎を担いで出て来るけど、みんな敬礼してる場合じゃないよ! 足怪我してるの知ってるよね?一応一般人なんでしょ?
残念。
邦画全般に言える事なのですが、不自然さや違うだろ・おかしいだろ的な事象が頻発する問題を何とかできないものですかね。 見る側のレベルが上がってシビアな要求をしていかないと、作る側のレベルも上がらないんだろうなとは思いますが。 あとCGちゃんと作りましょう。
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