カールじいさんの空飛ぶ家のレビュー・感想・評価
全85件中、41~60件目を表示
期待に反して亡き妻との話が中心ではなかった
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )
予告で見た、長年を一緒に過ごした最愛の妻との思い出が詰まった家を風船で浮き上がられて空を飛んで、昔妻と一緒に夢見た冒険に旅立ったお爺さん。それを見たときはかなりのせつない感動作なのかと思って期待していたのだが、冒頭でそれが出た後はあっさりと普通のピクサー映画になっていた。この部分の掘り下げが浅いのではないだろうか。もっと妻と過ごした家への思い入れとか、妻との話を絡めた物語の本筋があってもいいのではないだろうか。飛び立つ前と飛び立った後で雰囲気がはっきりと変わるし、その前後でのつながりが薄い。自分としては前半の話をもっと見たかった。
それでその後半の普通のピクサー映画だが、決して悪くはない。十分普通に楽しく見ることが出来た。ただ予想したものや期待したものとは違っていたというだけ。悪役で登場した冒険家のラッセル・マンツ、正当なことをしていたのに世間から嘘つき呼ばわりされて変質的な人間になっている姿はかなりおどろおどろしい。かつての英雄も一歩道を踏み外すとこうなるのかと思うと、彼の運の無さに憐れみを感じて同情しつつ、このような映画にしては随分と人間の性(サガ)がむき出しになっている登場人物だと思って異端な存在だった。
映像の質の高さには驚いた。石の表面の模様、服の生地の質感、犬の毛まで一本一本わかるほどにコンピューターで再現されてそれらが動いている様子を見ると、日本のように手描きで労働集約的な映像作りはそろそろ時代遅れになってきていて、今後は低価格化も進むであろうCGアニメに優位性があるアメリカに席巻されるのではないかという危惧も覚える。日本のアニメ業界にも時代に合わせた技術の進歩にもっと積極的に取り組んでほしい。
ピークはオープニングの回想シーン
予告編の方が感動した。
すごく期待して見たのですが、ちょっとがっかりした。
感動作なのか?と思っていたら、感動するのは、最初の方だけ、予告編の方が感動したと言えるぐらいです。
期待どおりだったのは、予告編にも出てきますが、風船がいっぱい広がって、空に飛び立つところぐらいまでかな?
その後は、予告編には出てこないけど、動物キャラクターがいっぱい出てくる、子供を意識した、いわゆる普通のディズニー・ピクサーのアニメーションになってました。
動物キャラクターはかわいくていいし、それなりに面白かったんだけど、それはないだろうという気分になりました。
それだったら、予告編の半分ぐらいは動物キャラクター入れろよ、と言いたくなりました。
動物キャラクターは出さないで、最初の感じで最後までいってくれたら、すごく面白くなったと思う。
また、3Dで見たのですが、3Dの効果も微妙です。
飛行シーンが多く、空中でのアクションは、奥行きが出る分迫力がありましたが、基本にキャラクターにリアリティーがなく、二次元のマンガなので、3Dになっても、本物の人間ぽくはならず、比較的見やすくて、料金も安い2Dでもいいような気がしました。
作品には関係ないけど、3Dメガネが、手のあぶらで、べとべとしていてまいった。
ティッシュで拭いたぐらいでは落ちない。
「3Dメガネは、使い回ししないで、一回使ったら、消毒するなり、洗うなりしろ!」と映画館に言いたくなった。
気が弱いので、言わなかったけど・・・。
ちょっとせつない、ハートフルなストーリー
相変わらず、ピクサー作品にハズレなしです
相変わらず、ピクサー作品にハズレなしです。
今回は3D字幕版を見たのですが、字幕を読むのが2Dよりも大変でした。
3Dといえば、昔万博で見たような作品では、無理に何かを画面から飛び出させてびっくりさせようという意図がミエミエの演出が多かったのですが、この作品は割とナチュラルだったと思います。
予告編やTVでの宣伝は、ほとんど前半しか触れられていなかったと思うので、カールじいさんが空飛ぶ家でどんなほのぼのした余生を過ごすのだろうと思っていたら、後半はとんでもない冒険活劇でした。
ピクサーとジブリは交流があるのは有名ですが、ラストのクライマックスのアクションシーンで、コナン(未来少年の方ですね)を連想してしまいました…。
ちょっと元気すぎて老人らしくないのと、これまでのピクサー作品のクオリティの高さに慣れてしまったので4点としましたが、単独の作品としてみれば5点でもいいかも。
ピクサーおなじみの同時上映の短編作品も、やっぱりすばらしい。
冒険したくなる映画
ピクサー最新作!!!空飛ぶ家の行く末は?
感動した
かわいらしいはなし
世界で一番大切な人を失なったとき.....
はじめての長編アニメで3Dを体験しました.....ディズニーランドや万博などのアトラクションで10分程度の物は体験してますが、さすがに1時間43分も偏光メガネをかけて映画を観ると疲れますね!
でも、立体映画は迫力満点でちょっと得した気分になります。
ディズニーピクサーが10作目にして初めて人間ドラマを作ったということで、心温まる物語に仕上がっています。
監督は、モンスターズ・インクのピート・ドクターで、脚本と原案も担当しているみたいです。
世界で一番大切な人を失なったとき.....この映画では最愛の妻ですが.....あなたは、どうしますか? 思い出を胸に残りの人生をひっそり生きるか?やり残したことを実現するために一歩踏み出すか?.....。
カールじいさんと奥さんのエリーの出会いから晩年までのシーンが淡々と綴られるのですが、本当に温かい感じでホロっときますね!....。
子供の頃、カールじいさんがエリーといつか一緒に行こうと誓いながら、果たせなかった約束の場所・・・・それは、地球上で最も美しいといわれる伝説の滝“パラダイス・フォール”・・・・・。
一緒に旅に出ることになった少年ラッセルも日本人の子供っぽい顔付きで可愛いです!
ワンちゃんのダグもいい味出してました....。
カールじいさんの第2の人生.....幸せそうでした!
是非、お子さんを連れて観て欲しい作品です。
ディズニーピクサー映画と言えば、冒頭のシュートムービ....こちらも3Dで面白かったですよ!
飛びます!飛びます!!
ピクサー・アニメの最新作。ロボットとか車、それにネズミが主役なんてのも、過去のピクサー作品にはございましたが、今回の主役は“78歳の爺さん”。さあ、果たしてどんな“老いらくの物語”が展開されるのでしょうか?
開始10分、吾輩号泣(>_<)。主人公カールと、妻エリーの子供の頃の出会いの場面から、エリーが亡くなるまでを追想形式で描いているのですが、コレがもお堪らんエエ話!宮崎駿 監督も~『実はボクは、「追憶のシーン」だけで満足してしまいました…』~って、コメントを寄せておられますが、正にその通り!吾輩もこのシーンだけで満足してしまいました。ここで描かれる“一組の夫婦の愛の軌跡”のストーリーは、ユーモアと優しさ、そして愛に満ち溢れています。秀逸です。ホントに素晴らしい!
で、こんなトンでもなく素晴らしいお話が、冒頭から展開されちゃったモンですから、その後のストーリーが何か尻すぼみに感じられちゃいました。いや、決して面白くなかったわけではないのですが、出だしであまりにもテンションが上がっちゃったモンですから、ちょっとやそっとのお話では、心が動かなくなっちゃいまして…。ただ少々強引なストーリー展開だなあ、と思ったのも事実です。風船の力で家が空を飛んだ瞬間は、確かに心踊りましたが、その後、随分とアッサリ目的地近くまで着いちゃいます(そこから目前に見えている目的地までが、何故かやたらと遠くて、時間が掛かるのですが…)し、敵役として出てくる冒険家も、『そんなことの為にそこまで悪くならんでも…』と思えてしまったり、極めつけは言葉を話し、戦闘機を操縦する犬の登場には、面白いを通り越して、少々興醒めしてしまいました。確かに“冒険モノ”としては、悪役やアクションシーンは欠かせないとは思いますが、ここまでムリからにしなくてもイイんじゃないでしょうか?“家が飛ぶ”ってだけで、吾輩は充分すてきなファンタジーだと思いましたので。
それからこれは個人的な意見ですが、吾輩あんまりピクサーのアニメで人が死んでほしくないんですよね(死んでますよね?アレって…)。まあ、必要に迫られる作品(例:「Mr.インクレディブル」とか)なら仕方がないとは思いますが、今回のように“ほんわか系のお話”では、出来れば避けていただきたかったですね~。
今回“デジタル3-D”で観たのですが、3-Dメガネ越しの映像は非常に楽しかったです。恐らく“2-D”で観たとしても、充分キレイで楽しめるとは思いますが、機会があれば是非“3-D”でご覧になることを、お薦めします。家が飛ぶシーンや、空中で繰り広げられるアクション・シーン(←登場するの、老人と子供と犬なんですが…(^^;)etc,etc、ハンパなく迫力があって楽しめます!あ、ディズニーのお城も飛び出しますよ~!
ほんわかハッピー
これぞエンターテイメント!
全85件中、41~60件目を表示