「「浮かぶ」快感が乏しく残念」カールじいさんの空飛ぶ家 The Dudeさんの映画レビュー(感想・評価)
「浮かぶ」快感が乏しく残念
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ここ数作、予想の斜め上をいっていたPIXER作品だけど、今回は斜め下。
浮かんだ家の中でのシーンは割とあっさり終わり、後は家を引いて地上で歩くシーンばかり。「UP」というタイトルが泣くじゃないか。風船で家を浮かせるなんてファンタジックな発想だけど、その快感が無く、地上のモッサリ重い話が続くのだ。これは予想もしないガッカリ感。憧れの人マンツを悪役にする展開も無理があり、その結末も後味が悪い。
カールと妻とのオープニングのサイレント的展開は涙もの。それ故に、思い出の品を置いて去るカールの決心を正しい事と思いつつ共鳴出来ない、そんな自分は未練がましいおセンチな奴なんだなあと。つまるところ、合わない映画だったのだろう。
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