劇場公開日 2009年12月5日

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「喪失と再生の優しい人間ドラマ」カールじいさんの空飛ぶ家 AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5喪失と再生の優しい人間ドラマ

2009年12月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

3Dで表現されたキャラクターの立体感が,
まるでフィギュアのような愛らしさを醸し出し,
愛着感湧きまくり。

オープニングが,情緒と余韻にあふれ素晴らしい。
一気にカールじいさんへの共感度が最高潮に。

その後の旅立ちのドラマは,
長いオマケとさえ感じるほど,
豊かな幕開けの文句無しの完成度に大満足。

憧れの地を目指す旅は,
予測不能な展開が待ち受け,
アドベンチャーとラブストーリーにも満ちて楽しい。

「自然は誰のものでも無い」
プラス
「幸福は日常にこそある」
とするカールじいさんの喪失と再生のドラマは,
生涯現役の頼もしさと,
子供の笑顔の素晴らしさを伝え,
観ていて自然と優しい気持ちになった。

AKIRA