パンダコパンダのレビュー・感想・評価
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ジブリの原点
映画館で見たのは初めて。宮崎駿・高畑勲が東映動画を離れて作った初期の作品であり、生活感を大事にする作風がすでに発揮されている上に、純朴なファンタジーが日常描写と両立している。両親のいない女の子ミミ子は、祖母が法事で出かけてしばらく一人暮らしになったところに、パンダの親子が転がり込んでくる。3人の疑似家族生活を丁寧に描写する点は、後の高畑アニメの代名詞となるものだし、人間ではないものとの奇妙な共同生活は『となりのトトロ』を彷彿とさせる。パパンダはトトロにそっくりだし、快活なヒロインのミミ子は宮崎アニメの後のヒロイン像に通じる。後半の迷子騒動も『トトロ』っぽい。 パパンダのデザインはすごく絶妙でトトロに活かしたくなったのもよくわかる。笑った顔がやや不気味なんだけど、ずんぐりした体型は愛嬌がある。得体の知れなさと可愛らしさが上手い具合にバランスがとれている。動物園を会社とみなして出勤するパンダという結末はユニークな落としどころだった。電車に乗って通勤するパンダのシュールさがすごい。映画館で見られて嬉しい。
【後の宮崎駿さんの、数々の魅力的なキャラクターの原案となったかの如きキャラクター大集合のほのぼのアニメーション。】
■おばあちゃんと2人で暮らしているお転婆な小学生のミミ子ちゃん。 ある日、祖母が法事で遠出するため、1人で留守番することになる。 そんな彼女の前に、子供パンダのパンちゃんと、お父さんパンダのパパンダが現れる。不思議な出会いを果たした1人と2匹は一緒に暮らし始める。 ◆感想 ■後の宮崎駿さんの、数々の魅力的なキャラクターの原案となったかの如きキャラクター (個人的な意見です。) 1.ミミ子ちゃん・・・未来少年コナンの、コナン 2.お巡りさん・・・・ルパン三世 走り方や転び方がそっくり。声優は山田康雄さんです! 3.校長先生・・・・・未来少年コナンの、ラオ博士(髭の感じが、そっくり) 4.お父さんパンダのパパンダ ・・・・これはもう、分かるでしょう。 <演出が高畑勲さんの、1972年製作アニメ。 後の人気キャラクター造形が、この時点で出来上がっている事にビックリのほのぼのアニメーションである。>
誰も悪者にならない優しい世界
今まで見たことのなかったジブリ作品をたくさん借りてきて見ている途中。 どういう内容か知らずに再生したので、完全な児童向けアニメでびっくりした。 ジブリは全て大人もターゲットにしているイメージだったけど、こんなに正統?な振り切った子供のための作品もあったんだ。 せっかくなので真面目に鑑賞したけど、対象年齢ではないので星の付け方に迷う、、 なぜパンちゃんに母親がいないのか、なぜミミちゃんに両親がいないのか、小学校低学年くらいの子が誰の保護も受けずに何日も過ごすのは問題ないのか…と、野暮なことを気にする必要がないくらいひたすら明るくて世界のみんなが味方のような優しい世界だった。 これが実は寂しさに耐えかねたミミちゃんの妄想とかだったら面白いなと嫌なことを考えてしまった…。
パンダの姿をしてるけど・・・
絵が好き。 動きも表情も構図も素晴らしい。 一人暮らしの女子小学生の家に子連れで住み始めるパンダって、なんか、人間じゃないから許されるけど・・・。小学生のミミ子にパパと呼ばせたりして、なんか、パンダだから許されるけど・・・。 学校でのパンちゃんのエピソードはワクワクして面白い。 終盤のパンちゃん救出も迫力がある。 根底に不気味さがあって、そこが楽しい。
カレーパンダじゃクマったものだ
監督は『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョ となりの山田くん』『かぐや姫の物語』の高畑勲 脚本は『ルパン三世 カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『紅の豚』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』『風立ちぬ』『君たちはどう生きるか』の宮崎駿 1973年公開作品 今から約50年前 親子パンダと少女のファンタジーショートアニメ あらすじ 祖母が法事で外泊中1人でお留守番のミミちゃん やってきたのは子パンダのパンちゃんと父親パンダ 中国から来日して間もないのに流暢な日本語を喋る ミミちゃんはパンちゃんのママになり父親パンダはミミちゃんのパパになるママごと 小学校に通うミミちゃんだがパンちゃんがついてきて学校は大騒ぎ なんやかんやで水門の滝に落ちそうになったパンちゃんを救うため飛び込むミミちゃん大ピンチ 父親子パンダが錆びついて動かない水門の栓を閉めて一件落着 親子パンダは逃げ出した動物園に戻ることに 動物園の観客にはルパン三世次元大介やオバQもいるアニメスタッフのお遊びも なぜかラストは会社のようにタイムカードを押し電車に乗りミミちゃんの元に帰る父親パンダ カバンの中にはパンちゃん 送り出す動物園の皆さん 駅員に満員電車内に押し込んでもらうなど街に溶け込む父親パンダ 誰もパンダと騒がない シュールな展開 ガキ大将はなぜか怖い猛犬を飼っている漫画やアニメあるある 父親パンダが敵わないのはわかるがパンちゃんも小さいくせに強い 犬の歯に負けない石頭 片手で犬を持ち上げるあまりにも不自然な馬鹿力 なにもかもファンタジーだからまあいいでしょう まあミミちゃんが水では本来の力が発揮できなくなる魔法使いで高一くらいの歳の離れたお姉さんと同居しているという設定ならスッと受け入れることができるんだけど 魔法使いなら受け入れられるっても自分でも変だと思うが のちのトトロの原型になったとかならないとか ヒロインのミミちゃんにハイジやリカちゃん人形でお馴染みの杉山佳寿子 父親パンダにはヒッチコックの声でお馴染みの熊倉一雄(Wikipediaの写真古すぎ笑) パンちゃんにはヤッターマンのガンちゃんでお馴染みの太田淑子 地元の交番のお巡りさんにはなんとルパン三世でお馴染みの山田康雄という見事な配役 あとちょっとミミちゃんパンツ見せすぎ スカートが短すぎるのか ウルトラマンレオの冨永みーな以上の見せっぷり ちょくちょく逆立ちしちゃうし やっぱり御大も噂通りロリなのか
何とも素敵な作品
娘さんが生まれる時に一緒に観たいDVD 買おうってなって、お嫁さんは「トトロ」で僕は「パンダコパンダ」でした。 その「パンダコパンダ」も50周年とあって、まさか家族で一緒にスクリーンで観れる機会が訪れる日が来るとは思いませんでした。嬉しいものです。 監督こそ高畑勲ですが原案・脚本は宮崎駿で、思いっきり宮崎駿作品といって良いでしょう。 その舞台も秋津ですし、間違いなく後の「トトロ」の原案でしょうね。 パンダが増えた事による新しい家族や、ミミ子の成長物語。 町のお巡りさんが山田康雄(ルパン)ってのも面白い。 ラストの観客にルパンに次元が紛れてる(しかも変装)のも嬉しい。 遊び心やアイディアに溢れた、何とも素敵な作品です。
なんだかんだ今まで見てこなかった作品ですがこの度地上波放送にて視聴...
なんだかんだ今まで見てこなかった作品ですがこの度地上波放送にて視聴。やっぱり宮崎駿は凄い。 キャラクターの可愛さは言わずもがな、何よりパンダ親子のビジュアルが最高すぎる。ミミコちゃんがありえないくらいよく出来た子、中々帰ってこないおばあさん、不在理由の語られない両親等、ファンタジー全振りのストーリーに薄ーく薫る歪さが良き。パンダに謙る園長や動物園に”出勤”するパパンダ達などブラックジョークじみたギャグも良かった。
ジブリ
2023年3月25日 映画 #パンダコパンダ (1972年)鑑賞 #宮崎駿 が原案・脚本を、#高畑勲 が演出を手掛けた名作短編。「#となりのトトロ」の原点とも言われている。 逆立ちをさせるのは昔からすきだったんだな 。
楽しくて素晴らしい作品!
パンダコパンダを映画館で観られるなんてと家族みんなで観に行きました。 何度観てもやっぱり素晴らしい作品です。 明るいたくましい主人公ミミコとカワイイパンダコパンダ親子、楽しくて先の読めない展開、大人から子供まで沢山の人に観てほしい作品です。
50周年の期間限定上映
9月23日からの2本立ての期間限定上映で、イオンシネマでたまたま見つけたので観てきました。 ミミ子ちゃんがパパンダとパンちゃんと出会う物語。50年前にこのアニメが作られたことを考えると、完成度は高いです。 元気いっぱいのキャラクター。飽きない工夫がされており、洋画アニメの上をいっている感じがしました。
スーパー小学生ミミちゃん
実は高畑、宮崎アニメは70年代に確立されていたことを実感させてくれる楽しい作品。 その後の日本アニメーションによる「アルプスの少女ハイジ」やスタジオジブリによる「となりのトトロ」に通ずる原点的作品でもある。 なんだか訳も分からないままコパンダが巻き起こすドタバタ騒動が終盤にちょっとしたサスペンス的展開となり、最後は中盤のパパンダによるセリフの伏線を回収する展開に納得。 序盤で早々にいなくなるおばあちゃんの心配をよそに、とにかくミミちゃんの前向きな姿勢が実に爽快!
宮崎駿氏はこの頃からアナーキー
通しで観たのは実ははじめて.宮崎駿氏はこの頃からアナーキーさを発揮していたのだなと確認.「耳をすませば」監督後に亡くなった近藤善文氏の名前を原画担当リストの中に見つけて「あぁ」と思うなど
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