「分析官として優秀だから、昇格を見送る」ゲット スマート shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
分析官として優秀だから、昇格を見送る
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映画「ゲットスマート」(ピーター・シーガル監督)から。
「007」にも劣らない(笑)展開なのに、笑いっぱなし。
「007には、クソもネズミも出てこない」の台詞だけで、
そのズッコケぶりが表現できる。
今回の気になる一言は「シークレット・エージェント」という
訳のわからない試験を受けた結果報告を上司から受けた台詞。
成績は優秀、もちろん昇格に値する様子、
しかし、それを見送った理由に納得したから、メモをした。
現状の状況把握をする「分析官」という仕事、
ターゲットの家の料理を見て、食べ物の好き嫌いを思い出し、
「やっぱり持つ鍋が出た」と自分の情報の正しさを確認する。
そんな「分析官」としてのプライドが、あちこちで登場する。
また、その分析力と記憶力が、ピンチを救っていく物語に、
彼を昇格させることが、決して組織を強めることにはならないと
判断した上司の台詞が引っかかった。
なぜかその後「エージェント」として活躍するのだが、
「会話が一番の情報源」と言い切った「分析官」も魅力的だった。
そういう役割の人も、組織には必要なんだ、と思う。
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