「リアリティーを出そうとしたファンタジー」感染列島 Kanaadeeeさんの映画レビュー(感想・評価)
リアリティーを出そうとしたファンタジー
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TV放映の録画していたのを鑑賞。まず言いたいのは、突っ込みどころがたくさんあり過ぎたこと。
まず妻夫木聡が演じた医師は現実ではありえない超人的な身体能力があるんだと感じた。
主役だから仕方ないのかもしれないが、一番最初に感染者の診察をしたのなら空気感染で感染している可能性が誰よりも高い。
そして感染者の治療をしている中、いきなり海外に行って自らの手で原因究明をしようとする。はっきりいって危険だし、感染者を出している国からなら渡航拒否されるのではないだろうか。
そして島についてから何も装備しないでブラブラ歩きまわる。感染者のいる地帯に入っても、建物に入ってからマスクや眼鏡を装着し、外に出れば外している。常につけ続けていないと駄目じゃないか?病院で研修医にマスクと眼鏡をつけて!って言った割には島の感染者と接触しているのに無防備過ぎる。あそこで普通なら感染していてもおかしくない。
俳優の顔を見せたいのは分かるが、リアリティーを追求したいのかしたくないのか分からずもやもやしてしまった。
あと最初に日本に病原体を持ち込んだのが医師ではなく普通の旅行者とかであれば、咳などを気にせずに帰国してしまったという場面もあるかなと思った。
全体的にはまぁまぁ良い作品だったと思う。少女が助かってよかった。病原体が蔓延する恐怖を描いた映画というより、ヒューマンドラマとしてみればまぁ良いかな。
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