「『アウトブレイク』の邦画リメイク作品ですね」感染列島 モウリさんの映画レビュー(感想・評価)
『アウトブレイク』の邦画リメイク作品ですね
12日試写会よみうりホールにて。この作品のストーリーは最近はトレンドのようで、よく取り上げられています。昨年のドラマ「ブラッディ・マンデー」も同じような話です。期待しないで観に行きましたが、邦画にしては鑑賞に耐え得る映画です。「252」は駄作でしたが、それよりも出来は格段に上だと思います。但し、中段の盛り上がりに反し、後半は間延びし、少し退屈になります。2時間20分は長い…、脚本と編集次第ではもう少し短く、引き締まった作品になったのではと思うと惜しい…。
また、似たような映画はアメリカでは10年以上前に作られています。映画『アウトブレイク』(OUTBREAK、1995年、米)です。監督は最近は駄作が多いウォルフガング・ペーターゼン 、出演は名優ダスティン・ホフマンでした。本作はエボラよりも感染力が強く致死性が高い、エボラを容易に連想させる架空のウイルスを扱っていて、題材から、その映画の内容、最後のオチまで非常に似ています。14年前の作品ですが、残念ながら作品の出来は「感染列島」よりもさらに数段上です。
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