「しあわせな人生」非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎 Maki69さんの映画レビュー(感想・評価)
しあわせな人生
チラシによると
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【ヘンリー・ダーガー】1892〜1973
親類、友人もなく、
雑役夫として働いていた病院と
教会のミサを行き来するだけの
貧しい生活の中で
15,000ページを超える小説と
数百枚の挿絵を書き続けていた
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とある
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一番興味を引かれたのは
生前の彼を知る人間はほとんどいなく
彼の名前の発音すら、
定かではないというところだ
誰にも意識されない彼の存在
誰にも呼ばれない彼の名前
しかし彼は生涯、
自らの妄想を描き続けた
一人ぼっちのせまい部屋で
安い紙と安い絵具で
その辺の雑誌の切り抜きを絵の見本にして
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彼にとってはすべてが妄想の元であり
それはつまり、
彼が幸せだったということなのだろう
貧乏なら不幸とか
1人ぼっちなら孤独とか
存在に意味がないとか
そんなことではなく…
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彼は自分を幸せにする術を知っていた
という事なのだろう
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