劇場公開日 2008年5月10日

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「お遊戯と整合性のなさに「観客のなく頃に」ネタはバレる・・・キャーッ!」ひぐらしのなく頃に ジョルジュ・トーニオさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5お遊戯と整合性のなさに「観客のなく頃に」ネタはバレる・・・キャーッ!

<ストーリー>
東京から引っ越してきた圭一は、最初こそ田舎での学校生活に違和感を持っていたが、すぐにクラスメイトのレナ、魅音、沙都子、梨花と仲良くなる。レナ、魅音に村を案内してもらった時、村の守り神であるオヤシロサマの話を聞く。村の人たちの信心深さに不思議な感じを持ちながらも、特に気にすることなく聞いていた圭一。しかし村の自然を撮っていたカメラマン、富竹からこの村で恐ろしい事件があったことを聞く。しかしクラスメイトは誰もがそんな事件は知らないという。そして毎年事件が起こる祭りの夜がやってくる。

<個人的戯言>
【♪レ~ジ~メ~♪】
「やってしまった」感満載の映画。お遊戯並の演技にバレバレのストーリー。時代公証がちゃんと出来ていないくらいなら許せるけど、思わせ振りに張っていたミスリード的伏線は、事件といっしょに行方不明?これって続編作るそうで・・・あの~犯人わかっちゃったんですけど・・・by柴田純fromケイゾク

【ぐだぐだ独り言詳細】
オープニングの主題歌に乗せた映像は、かつての「ケイゾク」を思わすような、細かいカット割りで見せる不気味な映像で結構期待させます。始まってすぐ、昭和58年にそのデザインのヘッドホーンは無かっただろう!と思いつつ、その辺りは流してあげよう・・・と思っていたら無視できません!中心となっている俳優の演技。台詞の稚拙さも相まってもうお遊戯以下。なのでいつまで経っても怖くありません。おまけに「びっくり箱」みたいな「嘘だ!」の度アップという演出・・・この時点で観たことを後悔しました。

誰もが思わせ振りな態度を取る中で、次第に読めてくる結末。最近の米サスペンスではよくあるパターンです・・・まあそれは基のゲーム通りなのかもしれませんが、そのミスリードしようとする伏線が、結末を迎えてみると・・・えっ!ほったらかしって・・・もう辻褄も合わない上に、最後に続編に続くって出てますけど、そのほったらかしの伏線の一部から、犯人わかっちゃったんですけど。まあわかんなくても観ないけど。

ジョルジュ・トーニオ