「甘く見てるとついていけなくなりますよ」アフタースクール 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
甘く見てるとついていけなくなりますよ
内田けんじ監督の作品は初めてで、必ずどんでん返しを持ってくる監督だということは知っていたので、頭フル回転(あんまりできなかったけれど)で頑張ってみました。
前半はとにかく木村を見つけ出せ!
常盤貴子の出産、怪しすぎる佐々木蔵之介、消えた堺雅人、ととにかく序盤から内容が掴めず、後半のネタバラシまでは少し退屈でしたが、それも見越していたのでなんとか。
そうして後半どんでん返しへ。
と思ったのですが、ジワジワと謎が解けているのか、いないのか?
確実に何かしら騙されはするのですが、設定やストーリーが複雑に絡み合いすぎて、イマイチわからずモヤモヤが残る。
あと、登場人物と名前がどうも結びつかず、神野?大黒?片岡?えっと佐々木蔵之介は…といった感じ。
どんでん返しはコンフィデンスマンJPくらいの分かりやすさ、伏線の張り方はサマータイムマシン・ブルースくらいの気持ち良さが最高だなぁと思ってしまいます。
なんだかんだ偉そうなことを言ってしまいましたが、脚本はしっかりしていて、普通に作品として楽しくて好きです。
おもちゃ屋さんとかDVD選びとか笑えるポイントはしっかりあって、2000年代コメディのこの感じはやはり最高でした。
ネタバレサイトを見てしまいましたが、そこで「なるほど!そこに伏線があったのか」と思わせられる部分が地味ではありますがあったので、3回くらい見るとより面白いかもしれません。
ちゃっかりムロツヨシも良きです。
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