ポストマンのレビュー・感想・評価
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朴訥な一茂が主演です
この主人公、価値観が数十年前のままというか、
人のためみたいな面して、周りに迷惑かけすぎなところに共感できず。
頑なにバイクではなく自転車での長距離移動に拘ったり、
平気で無断欠勤したり、愛の鞭と称して部下に暴行したり…。
会社人なら会社のルールには従えといいたい。
とはいえ終盤は泣けた。
家族の絆と想いの強さがストレートに伝わってきた。
気持ちを伝えたい人、待っている人が必ずいる
映画「ポストマン」(長嶋一茂監督)から。
いつも、天然ボケ役か、長嶋監督の息子・・のイメージが
付いて回っていた彼にこんな才能があったのか?と
感心させられた作品である。
彼は主演も演じているが、物語のほとんど大部分で、
鍛えた身体を活かしながら(たぶん、代役はなしで・・)
郵便局のバタンコと呼ばれる自転車をこぎ続けた。
そんな彼が、この映画で伝えたかったことは・・と
溢れたメモを眺めてみたら、この台詞が浮かび上がった。
民営化されたが、私にとっては郵便局は郵便局。(笑)
メール全盛のこんな時代だからこそ、
私も(手書きの)手紙の素晴らしさを伝えたいと思う。
メールでは伝わらない想いも、手紙なら伝わる。
そう信じているからか、この台詞が心に残った。
最近、美術館から「絵はがき」を書くことに凝っている。
彼と想いは同じであった。
「気持ちを伝えたい人、待っている人が必ずいる」
PS.
自転車屋役に木梨憲武さん(実家の家業)が登場して驚いた。
家族へのラブレター。
長嶋一茂を見ていると、
「朴訥なおじさんは好きですか?」と聞きたくなる。
演技や台詞回しの上手い下手ではなく(爆)
彼、そのものから溢れてくる存在感の逞しさ。
私はけっこう好きなんですよね。
あ~こういうお父さんだったらいいな、素敵だな、と
もし娘だったら?素直に思える気がします^^;
確かに演技は上手くはない(スイマセン)けど、今回、
その不器用で真っ直ぐなところが活きた気がします。
かな~りベタですが、とてもいい作品でした。
さらにこの舞台。千葉県の房総町なんですけれど、
自分には近いところなもので(爆)よけい懐かしい。
菜の花が咲き乱れる丘の上の景色、砂浜を走る
バタンコ(自転車)の画、美味しそうな磯料理。。。
いいな~いいな~♪と思わずそそられてしまった^^;
旧郵政省がそろってお薦めしそうな内容ですが、
私も郵便局でアルバイトをしたことがなかったし、
裏舞台を勉強できるのもいいんじゃないかしら。
最近は「メール」ばかりで手紙を書かなくなり、
せいぜい年賀状か、暑中見舞いや、お礼状。。
たまに友人から手紙が届くと、あぁ嬉しいな~と
思いますね。やっぱり手書きの温かさがあります。。
母親亡きあと、年頃になって扱い辛くなった娘に、
なぜ家族が一緒にご飯を食べなくてはならないか、
先生を通じて問いかける父親。
ん!?なんかそんな映画をつい先日も観たなぁー。
(三宅裕司の拓郎映画でした^^;)
父親の威厳が通じなくなった今の時代。
自分勝手が自由なんだと勘違いしていた若い頃に、
(私もまったくそうでした~^^;)
父と母のあま~い過去を知ることが出来た娘…^m^
幸せだと思います。自分が望まれて、愛されて、
生まれてきたのだということ。
両親が仲が良いのは、子供にとってなによりも
幸せなことですからね~。
ちょっと昔に戻って、ベタな家族愛に感動し、
地方の自然に触れて気持良くなるには絶好の!
カズシゲ主演映画でした。
いやしかし、、犬塚弘と谷啓の手紙のやりとり。
あれは素晴らしかったですねぇ♪面白い!^m^
(というより、あの二人が元気でいることが素敵☆)
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