「マキノ監督が織りなす、傑作の人情噺」次郎長三国志 カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)
マキノ監督が織りなす、傑作の人情噺
マキノ雅彦こと津川雅彦監督
中井貴一、鈴木京香、佐藤浩市、竹内力出演
劇場予告でこの作品をみて、
期待せずに、試写会場へ向いました。
はっきり言って、あの劇場予告はいただけませんよね。
ターゲットをシルバー世代にしたとしても
あの予告じゃ映画館へ行こうって気が起こらないと思いますよ。
試しに何人かに聞いてみたら、
あの予告、センスが無いってことで一致しました。
ところが肝心の作品自体の出来ッて言えば
ベリー グゥゥゥゥ!
とにかく上手い、の一言なんです。
マキノ監督が後日
映画論を語っていました。
「茶の間の観客は下品である」
確かにそうかも知れません。
じっくりと作品を観ずに、別の用事をしながら
斜め観しているのですから。
マキノ監督は
この作品を観にきた観客に
真剣勝負で
涙あり、笑いあり、怒り有りの
ヨドミのない126分のストーリーを
提供してくれていました。
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