「純粋にヤバい喫茶店。」純喫茶磯辺 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
純粋にヤバい喫茶店。
この監督の前作は観てないのですが、
なんでも男の下心&スケベ度には長けた監督だそうで^^;
それを全然知らずに観た私の感想は、スケベ?というより
やや怖い感じがしましたよ~。犯罪、一歩手前?みたいな。
でもひょっとして、これは練りに練られた脚本なのかしら。
そう思えるくらい不思議な仕上がりなのでした。
ただほのぼのと、親子の奮闘&日常を描いたようであり、
傍らでは今の社会に対する問題提起をしているような…(爆)
興味本位で父親が開いた喫茶店(いや、純喫茶か)に
訪れる客たちがホントに危ないヒトばかりでチト怖かった。
娘を誘うエセ小説家なんて…怖すぎでしょう~?アレは。
(和田聰宏、上手すぎ)
何かされたらどうすんの!?ってマジでドキドキしましたx
いやしかし、この父親からして危ないから^^;娘としては
こういう父親(母親も何だかなぁ)と暮らしていくのは、
大変だろうなぁ~と。親の身勝手でね、離婚はいいけど、
子供はそんな親の姿をかなり微妙に案じつつ、我慢しつつ、
毎日を送っているんですよね。。宮迫、分かりなさいよぉ?
主人公の仲里依紗がとにかく普通の高校生(苦労多いけど)
という感じで可愛かったですね。
父親がバイトの不良女子(麻生久美子、大胆に不謹慎!?)
に入れあげても、なんだかんだとお手伝いに明け暮れ、
母親の居場所を突き止めて、彼女に本音を言うシーンでは、
あぁこの子、ホントにいい子だな。。と思いました。
母親(濱田マリ)も、ホロリとする台詞を言ってましたけど。
その、大胆変貌演技(爆)の麻生をはじめ、脇とは思えない
豪華な俳優陣、お笑い陣、ミュージシャン?などなど
一風おかしな面々を見事に配置させ、サラリとその場を
流してしまうようなこの監督のセンスの良さを感じました。
もっとダラリとした内容なのかと(スイマセン)勝手に
想像していた私は、意外にツボにはまって良かったです。
でも、麻生さんの生き方は最後まで…理解出来んなぁ(爆)
(失礼だけど、宮迫って顔だけでイメージ出せてますね^^;)