「理屈っぽくないのがよかった」美しすぎる母 雨音さんの映画レビュー(感想・評価)
理屈っぽくないのがよかった
あらすじからして後味はよくない。なので、この作品、好きとは言えない。
でも、こういう人間関係って、結構表現するの難しかったんじゃないかな、この映画は頑張ってる作品なのかもしれないと思った。
理屈っぽい会話はなく、出口を見つけられないアントニーの閉塞感漂う気だるい日常と、言いたいことを言わない絶妙な表情、そして知に足がつかない母親の言動が積み重られていく。その結果、結末では違和感を感じさせない。やりきれなさって、こういうものだよね、と納得してしまう。
けっこう説得力があるように思った。
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