劇場公開日 2008年6月7日

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「理屈っぽくないのがよかった」美しすぎる母 雨音さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5理屈っぽくないのがよかった

2022年3月14日
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悲しい

あらすじからして後味はよくない。なので、この作品、好きとは言えない。

でも、こういう人間関係って、結構表現するの難しかったんじゃないかな、この映画は頑張ってる作品なのかもしれないと思った。

 理屈っぽい会話はなく、出口を見つけられないアントニーの閉塞感漂う気だるい日常と、言いたいことを言わない絶妙な表情、そして知に足がつかない母親の言動が積み重られていく。その結果、結末では違和感を感じさせない。やりきれなさって、こういうものだよね、と納得してしまう。

けっこう説得力があるように思った。

あま・おと