「自己模倣」マイ・ブルーベリー・ナイツ 宙に浮いた年金さんの映画レビュー(感想・評価)
自己模倣
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「恋する惑星」で彼の世界に引き込まれ、「欲望の翼」、「天使の涙」、「ブエノスアイレス」と次々と魅力的な作品に出会えて、すっかりファンになりました。「花様年華」では「欲望の翼」のサイドストリートと考えても、作品単体の個性、魅力は高いので、自己模倣は気にならなかったのですが、その次に続いた「2046」で「花様年華」と何も変わらない映画でがっかりさせられ、大陸化して魅力の失われた香港のせいで、新しい映画を作る活力が失われた思い、同情していました。次は俳優を含めて米国で撮影しているので、これで新たな作品と出会えると思ったのですが、「恋する惑星」の悪い意味での自己模倣が前面に出て、見ながら失笑してしまいました。エンドロールでの夢二のテーマが止めでした。おいおい。やっつけ仕事か。
さようならウォン・カーウァイ。
C-とするにはかわいそうなので同情票でC+
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