Sweet Rain 死神の精度のレビュー・感想・評価
全27件中、1~20件目を表示
人間と会話が時々噛み合わない死神さんのドシャブリ映画
伊坂幸太郎の「死神の精度」「死神と藤田」「死神対老女」の3編を映画用に構成した内容で、金城武は『リターナー』以来6年ぶりの日本映画出演。映画化を断り続けてきた伊坂が、金城が主演である条件を呈示された事で実現したという。
この映画のファン層がいるのは分かる。
原作も面白いのだろう。
原作ではどうなのか "クレーマー" の目的と近づき方が納得いかない。
※全くのネタバレ無しで観よう。
死に方は生き様
期待してたよりは楽しめたけど、大した盛り上がりや感動なく冗長。
また主演をはじめ、小西、石田のメインキャラの演技がいまいち。
それとターゲットが死ぬ事を怖がってないってか、生に執着のないキャラばっかだったな。もっと生き汚くて後悔にまみれた人間らしいキャラとか見たかったかな。
それと、千葉が雨男の理由とか、藤木の周りに死が多すぎる理由とかわかれば良かったな。
伊坂幸太郎が好きです。
原作者のファンです。
映画化されたものは多く 重力ピエロ アヒルと鴨〜
を始めとして ゴールデンスランパーその他 興行的にも成功してるもの多数。
その中にあって、これはちょっと正直 クオリティ低めに感じた。
伊坂作品の良さと言うのを 一言で言えば
「シニカル」
陽気なギャングシリーズはじめ グラスホッパーなども
殺人とか殺し屋とか強盗とかハイジャックとか
犯罪者がいっぱい出て来るんだけど
顔色ひとつ変えずに 冷静に 終結するストーリーが多い。
そういう世界感が独特で 他にいない持ち味なのだと思う。
千葉出身なのに東北大に行って
仙台舞台の話が初期には特に多かった。
映画の話全然してないな。
とにかく ちょっと物足りなかった。
なんか、少し 違って感じた。
苗字が県名なら死神かも!
3ヶ月ほど前に原作を読み、その後で映画になっていた事を知った。観てみたいと思っていたらなんともグッドタイミングでwowowで放送。
原作では6話のオムニバスを3話にしてあるから、少し設定が違うけど、そんなに違和感はなかった。ただ、理髪店のたけこさんが何故ロボット?ちょっと意味わからない☹️
千葉さん達死神は苗字が全て地名(県名)、ミュージック大好き。そしてその都度容姿を変える。コレは映画だから千葉さんをそれぞれ別の俳優が演じる訳にはいかないから全て金城武だったけど、雰囲気は違う様に見えてたからあまり違和感は無かった。お供の犬も映画ならではだけど、コレもありかな。
原作の映画化はなかなか難しいと思う。本を読んでしまうと読者は登場人物を自分でイメージしてしまうし、映画の出演者がそのイメージと違うと悲しくもなる。原作をそのまま映像化するのは勿論無理だから話が変わることも仕方ない事。(某映画の様にあまりにも話が変わってしまうのは腹立たしいが)この映画は原作のイメージも壊さず、出演者もイメージに合う役者を揃えていると思う。
きれいにまとまった作品。 3話のオムニバス作品でそれぞれ独立した話...
きれいにまとまった作品。
3話のオムニバス作品でそれぞれ独立した話ではあるが、実はつながっているというのがいい。
しかし、死神の役割は何なのか。
本来は死ぬ運命だった人を延命させるかどうか判断するという仕事では、そもそも死神のイメージとは全然違うのだが。
「死神の精度」より、死神千葉の首振りのリズム精度に注目
ミュージックが大好きな死神たち。彼らは人間と変わりない容姿であるし、ノートに触らずとも誰にも見える存在なのです。違っている点といえば、彼らが人間に触れるとたちまち気絶してしまうため常に白い手袋をしているところくらい。あり得ない存在であるがゆえに、病気や自殺といった死には関わっていない等の設定がわざとらしくない程度に説明されています。死神といえば日テレ!こうした扱いに慣れてきているのかもしれません・・・
映画はまずプロローグがあり、3つに分けたオムニバス形式で展開します。しかし、このオムニバス。映画としてはヒットしないのが定説ではありますが、敢えてこの形式をとったというのは何かあるはず!と勘繰ってしまいます。一見すると繋がりそうもない彼らが実は・・・と、身構えてしまう・・・推理するのは悪い癖だと思いつつも、そこらじゅうにヒントが散りばめられているのでしょうがない、ああ・・・。というより、繋がらなければ全く面白くない映画なので、ついつい期待もしてしまうのです。
最初のストーリーでは死神の千葉(金城武)が家電メーカーのコールセンターをしている冴えないOL藤木一恵(小西真奈美)の判定をします。接触して“実行=死”か“見送り=生かせる”かを「目的を果たせたかどうか」という死神独自の基準によって決めるという、かなり残酷な内容。しかも人間界には不慣れでどこか間抜けな表情を見せる死神によってですよ~
次は抗争の挟間にある40歳のヤクザ(光石研)。死ぬかどうかという運命は死神が握っているのですが、相手のヤクザにだって当然のように死神が憑いている。光石研に注目してしまうところなのに、子分の石田卓也が実は重要な人物。第三話へと絶妙な橋渡しをしているのです。
とにかく、ひょうきんでとぼけた死神の金城武が面白い。ミュージック、ミュージック~と、好きなのはわかるけど、ジャンルも何でもOKという節操のなさ。死神が大挙して押し寄せるレコード店の店員山本浩司は大迷惑・・・しかし彼には死神だなんてわからない。彼の泣きそうな表情も見どころかもしれません。その他、第三話での富司純子の演技はとても良かった。助演女優賞候補決定です(なにかの・・・)。
原作も知らないし、予備知識も全くなかったのですが、それが良かったのかもしれません。金城武の髪型は頻繁に変化するものの、彼の年齢が変わらないので時代の変化が微妙なんです。携帯が存在しているかどうか、小西真奈美の職場がわざとらしく汚いこと、藤木一恵のCDには“懐かしの歌姫”と書いてあること、そして、『A.I.』に出てくるようなアンドロイドやニュースで流れる“日本で二度めのワールドカップ”など。時代の変化を少ないヒントで表現してあるのです。これによって同じ時代だと勘違いする人がいれば制作側の大勝利といったところでしょうか。まぁ、“生き別れ”とか“歌手”というキーワードもいっぱいあったので、気付かない人は少ないんでしょうけど・・・実際は1985年、2007年、2028年と変化しているらしいのですが、そんな説明なんてありませんもん。
さすが伊坂幸太郎
見る前は再現出来ているのかな?
と不安でしたが、見てみると面白い。
原作を読んでいたので、どの様な表現になるのか楽しみでしたが、さすが伊坂映画。
配役もベストだと思うし、千葉役の金城武も期待通りでした。
金城武はピュアな千葉を演じて良かったと思う。
もし、大森南朋さんが千葉役だったらまた面白い雰囲気の千葉が見れるのでは?
と想像しながら楽しみました。
伊坂映画は原作が面白いので、映画化しても楽しい深い映画になると感じる。
伊坂作品は本も映画も何回か見ないと本当の良さが解らない。
個人的には好きです
まずは、このストーリー、設定を映像化するのは大変。
そう考えると、非常に頑張ったと言える。
死神の淡々とした感情設定は自分としては絶妙で、100%心がないのかというとそうではなく、非常に薄い所で感情が動いていることがわかる。
この無機質かつ絶妙な感情を入れ込むには、金城武は適役だったと感じた!
金城武がこの薄い感情で演技をすることで、普通なら淡々と終わるような物語が、その分人間側の感情が豊かに感じ、優しい涙が出るような作品。
割とアッサリしている
死神が判定するのは3人、別の物語のようで実は全部つながっている。でもそれが分かった時点でもそれほどの驚きはなかった。
若い頃と年取った一恵とでイメージが重ならないから感動も出来なかった。
でも黒スーツ、ボンヤリ青年、チンピラな金城武が見られたので満足。
死神が不慮の死をするかどうかを判定するために、その人物に近づき数日...
死神が不慮の死をするかどうかを判定するために、その人物に近づき数日調査する。
この世界観を映像化するのはホント難しかったと思う。
年を取らない死神が時代を超えて人物に近づき、触れると寿命が縮む。
そして眠る必要がないため、ミュージックを聞きながら夜を過ごす。
3つの話がリンクしていくのは伊坂作品のお決まりパターン。
このように設定が難しいと、この映像化はまずは成功と言ってもいいだろう。
死神はもう少し感情をドライにし、死神同士の会話もドライになりながら笑いを誘う雰囲気が欲しかったのは求めすぎか。
面白かった。
原作者が金城武じゃないと映画化はしないと言ったそうですね。 人間界...
原作者が金城武じゃないと映画化はしないと言ったそうですね。
人間界にやってくると様々な人間になって現れる死神(やくざだったり、学生だったり)
の役を演じても違和感ないのはやはり金城武でしょうか。
いろんな人の死に直面していくのですが、
悲しいってわけじゃないし、命は大切なんだって考えることもないし、
死神目線でたんたんと仕事をこなして行くという描写。
不思議な世界観です。
小西真奈美の歌がいい感じです♪
原作から入ってうーん。
映像や演出がちょっとださい気がしました。
しょぼいCGや話をオシャレ?にしようとするための設定の改変に頼らず、原作の静かで且つところどころにユーモアを感じられるような雰囲気を再現してほしかったです。
一人一人に価値がある
映画評価:55点
今日は学校でこのDVDを見てきました!
昨年から見たい見たいと思っていたのですが、なかなか見る機会がなかったもので、今日ようやく見れたというワクドキ作品ですね♪
私はテーマが魅力的な作品が大好きなんです!
死神がその人の生き方や信念を見学する事で今殺して良いのか、どうかを審判するなんて面白そうですよね
作品も小西真奈美さんが演じる藤木一恵のストーリーのみかと思っていたのですが、全3本におよぶストーリー集でした
1つ1つのストーリーは、藤子不二雄さんを感じさせる様な話しで面白かったです
どこか地味でもありましたね
でも最後まで話しを進めていくと今まで地味だった1つ1つのストーリーがとても素晴らしい作品に変わっていくんです!
原作の筧昌也さんの凄い所はストーリーにミュージックなる概念を持ち込んだり、死神が人間とのコミュニケーションを通じて少しずつ何かを学んでいく所です
それを演出できたのも原作・監督を同一人物にやらせたからなのかもしれませんね
ロボットは金城が好き。
ストーリーは特撮好きのロボットが制作しているので
多めに見てあげてください。
でもうまくまとまっている。
3部作になっているが連動性もある。
2度3度見たら新たな発見がある映画ですね。
男が見ても金城がかっこいい。
という作品ですね。
死神はイキガミには勝てない
ちょっと前に見た
イキガミと同じようなテーマです
生きる目的を果たしたか・・・・ですか
奥深いですね
薄々途中くらいから感じていましたが
オチは中途半端かな
見る価値があるかないかといえば・・・
あります
「死ぬことについて、どう思う?」
突然そう聞かれても、私なんて返事に困ってしまう。
死神がたった7日間で、人の生死の判定をする。
「ジョー・ブラックをよろしく」では、青年の姿を借りた死神が、年老いた男性に取り付いて、「死」からは逃れられないことをいっていた。
今回の金城武さんやブラッド・ピットなど、男前が演じるこてで、どんよりと暗いことを落ち込まないで見ることができた。
いつも降りしきる雨、黒い服にも関わらず、人間離れした(当たり前か・・・)お茶目な言動が和ませる。
でも、それがまた、人の感情を理解しない死神であるとも言える。
3つのオムニバスでありながら、1つの人生を繋がり、生命の繋がりを見せている。
「死ぬことについて、どう思う?」
人生を生きたことのない死神に問われて、70歳の美容師は、自分の選んだ道や心情を語る。
人生の繋がりや生命の繋がりの延長に死もあるのだと。
雨男の死神が見た、青空は感動もの。
人は必ず死ぬ。
でも、止まない雨はない。
思ったより薄めだったかな。
金城武目当てで借りて見ました☆
ちょっと恋愛要素があるのかと思ったけど
ありませんでしたね・・・ちょっと残念vv
原作未読だったので全くタイトルの意味がわかりませんでした
見終わった感じだと、ちょっと死神サイドではないかな・・・
金城武も小西真奈美も出てた出演者はよかったけど
な~んだかちょっとシックリこない感じだったかなっていうのが正直
もうちょっと濃い演出だったらよかったのにな・・・
でもまたこの作品で金城武が大好きになってしまいました♪
顔、声、存在感・・・と・く・に口回りの作り。最高だね
(ピンポイントで好きで好きかも・・・w)
全27件中、1~20件目を表示