「「死ぬことについて、どう思う?」」Sweet Rain 死神の精度 りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
「死ぬことについて、どう思う?」
突然そう聞かれても、私なんて返事に困ってしまう。
死神がたった7日間で、人の生死の判定をする。
「ジョー・ブラックをよろしく」では、青年の姿を借りた死神が、年老いた男性に取り付いて、「死」からは逃れられないことをいっていた。
今回の金城武さんやブラッド・ピットなど、男前が演じるこてで、どんよりと暗いことを落ち込まないで見ることができた。
いつも降りしきる雨、黒い服にも関わらず、人間離れした(当たり前か・・・)お茶目な言動が和ませる。
でも、それがまた、人の感情を理解しない死神であるとも言える。
3つのオムニバスでありながら、1つの人生を繋がり、生命の繋がりを見せている。
「死ぬことについて、どう思う?」
人生を生きたことのない死神に問われて、70歳の美容師は、自分の選んだ道や心情を語る。
人生の繋がりや生命の繋がりの延長に死もあるのだと。
雨男の死神が見た、青空は感動もの。
人は必ず死ぬ。
でも、止まない雨はない。
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