「空気のような存在になれば、自由に写真が撮れる」アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
空気のような存在になれば、自由に写真が撮れる
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映画「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」
(バーバラ・リーボヴィッツ監督)から。
アメリカの有名女性カメラマンを追ったドキュメント。
彼女が撮る「ミックジャガー」や「ジョンレノン&オノヨーコ」は
観る人を驚かせる。
どうして、この人だけには、こんな顔を見せるのか、
そんな疑問さえ浮かんでくるのだが・・。
その答えは、撮影された彼らが感じていることだった。
「アニーは、どこにもいたが、邪魔じゃなかった」
「彼女は、魂を撮りたがっていた。それが伝わってきた」
「彼女は来る日も来る日も、そばにいたが、
数日後、彼女の存在が消えているんだ」などいろいろ。
彼女も、振り返りながらこう呟いた。
「空気のような存在になれば、自由に写真が撮れる」と。
ただ、そんな関係になるまでの努力を口にはしない。
なるほど・・これは奥が深い。
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