「ボブ・ディランの歴史」アイム・ノット・ゼア 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
ボブ・ディランの歴史
B・ディランの半生を六人の役者が演じる触れ込みで劇中にB・ディランという人物は出て来ないし名前すら呼ばれない。
ラストにハーモニカを吹くディラン氏のアップの映像のみである。
フォークの人気者C・ベイルにソレを演じた映画俳優の H・レジャーにA・ランボーを名乗るB・ウィショーにウディ・ガスリーと名乗る黒人の子供に姿形がまんまディランなC・ブランシェットに唯一実在の人物を演じた(まぁ年食ったキッドは実際には存在しないが)R・ギアのビリー・ザ・キッドとB・ディランに無知だと混乱する。
実在の人物は他にA・ギンズバーグは出て来てThe Beatlesらしきメンバーに名前だけウォーホルにニコ?らしきM・ウィリアムズも。
フェイクドキュメンタリー要素でJ・ムーアも出ているしキャスト陣はC・ゲンズブールも含めて豪華である。
監督の過去作「ベルベット・ゴールドマイン」と路線は変わらないような気もする感じでミュージシャンやアーティストにカルチャーと知識が無いと置いて行かれる。
バイクで事故ってる場面はまんまディランの事だしC・ブランシェットはドキュメント映画「ドント・ルック・バック」の雰囲気丸出し!?
映像に凝り過ぎで話の筋がメチャクチャなのは否めない。
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