「終わっちっゃたな」崖の上のポニョ わしのネタを映画化せいや!さんの映画レビュー(感想・評価)
終わっちっゃたな
ハウルの動く城までは面白かったけどね。ハウルの動く城は原作と随分違っていて、ほとんどオリジナル。あの。流れ星とか。あの炎が結局なんだったのかよく分からないけど。ハウルの怒りとか。作品から伝わってくるメッセージなんかはとても良かったし。そもそも原作で城は本当の城なんだけど、城をあれに変えちゃったってのもすごかったよね。しかし。このポニョときたら。この水の中に不思議な大きな生き物がいるっていうイメージは昔、1回やってるんですよね。「パンダ、コパンダ、雨ふり、サーカス」の中で。同じネタをもう1回やったってところがもう。ネタが尽きているというか。終わっちゃったなってことで。
こういう作品は、やはり2人の絆がうまく描けてないと。昔の作品は、出会いのシーンのアイディアやイマジネーションがキレていた。
コナンのラナとの出会い。パズーとシータの出会い。千尋とハクとの出会いから2人の絆が強くなっていく過程の見事さ。・・それと比べると。これはやはり弱くて。
どんな監督も終わる時が来る。そして新しい監督が生まれる。まだ生まれてないけどね。
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