「手本のような」花より男子ファイナル 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
手本のような
クリックして本文を読む
「花より男子 final」見ました。
まずこの映画や映画レビューを観る人は、花より男子のドラマ版2作と、SPドラマ版1作を通過したした人だと思う。僕も漏れなく見ていて、そんな僕に言わせれば、このfinalは最高の仕上がりになったと思う。
物語自体はメチャクチャだし、杜撰といえば杜撰だが、シリーズの完結としての幸せ要素がこれでもかと盛り込まれている。あとシリーズの総キャラ達の登場という粋な演出も、ファンとしてはありがたい。
ぶっちゃけて言わしてもらえれば、宝石泥棒とのキッチンファイトも、無人島サバイバルも、F4解散の危機も全てどうでもいい。ラストの恵比寿ガーデンプレイスでの結婚式のシーンのみで全ての粗が清算されるからだ。シリーズを見守ってきた者からしたら、本当に幸せな気分になる事間違いない。
テレビドラマを映画化する事には否定的見地だが、この作品に関しては、映画にするだけの派手さが加えてあっていい。TBS系だとspecやATARUなんかの映画は、テレビでやれとしか言えないコジンマリ感だった。
これはテレビドラマの映画化としても、アイドルラブコメとしても、完結編としても手本のような作り。ベタではあるが、と付け加えなければならないが。
花より男子自体をおバカで杜撰なアイドル作品と思ってる人は多いと思う。その意見は間違いではないが、ろくにドラマも見てないのに叩くのだけはやめていただきたいものだ。
コメントする