砂時計のレビュー・感想・評価
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芦原妃名子先生を偲んで
2024年1月29日に栃木県日光市にて50歳で他界
警察の捜査で自殺と断定
彼女が佐藤秀峰先生のような性格ならこんなことにはならなかっただろうに
出版社やテレビ局や脚本家を責める気は全くないが有能で繊細で責任感が強い漫画家が自ら命を断ち無能で無神経で無責任な連中がのさばるそんな世の中は許せない
2008年公開作品
初鑑賞
原作未読
美山加恋→佐藤めぐみが主演した連ドラ未鑑賞
監督と脚本は『修羅雪姫』『BLEACH』『キングダム』の佐藤信介
粗筋
1995年
両親が離婚し母と共に母の実家の島根に引っ越してきた水瀬杏
北村大吾に誘われ駄賃目当てに月島家の家業を手伝うことに
一方で彼女なりに懸命に夫を支え頑張った結婚生活もやがて破綻し心身共に疲れ果てていた母美和子は自殺した
それを知った東京に住む父の正弘は杏を迎えにきた
杏と大吾はすっかりと恋仲になったが家庭の都合上しばしの別れになった
東京の高校に進学した月島藤と再会した杏はキスをされる
藤も杏に恋をしていた
夏休み島根に戻ってきた杏は大吾と結ばれる
藤は行方不明になり大騒ぎになる
藤の妹椎華は大吾が好きだったりする
藤は家出して新宿歌舞伎町で下働きしていた
やがて遠距離恋愛がうまくいかず杏と大吾の仲は自然消滅
それから10数年後
杏は佐倉圭一郎なる者と婚約した
しかし母の自殺も隠していた秘密主義の杏を佐倉は嫌い婚約は解消することに
杏は島根に戻り母と同様に自殺を図ってしまう
『セクシー田中さん』と比較すると地味な内容
とはいえ甘酸っぱい少女漫画の王道
なぜか少尉と編集長を思い出す
原作の巻数からすると2時間以内の映画作品にまとめるには少々無理があったかもしれないが有能な佐藤信介監督だけにそれなりによくまとめた感はある
なんやかんやで『僕らがいた』同様ハッピーエンドに終わって良かった
芦原妃名子先生って島根じゃなくて兵庫出身なのね
池松壮亮当時18歳くらい
若い!かわいい!瑞々しい
今と発声が全く違う
あの独特の喋り方じゃない
きっとこの頃はまだ童貞なんだろうな
まっ別にどうでも良いけど
夏帆当時17歳
当時は美少女
今はまああれだけどそれはそれで良い
彼女に限らず幼女以外ツインテールはやっぱりアホっぽくみっともない
ポニーテールが良い
大吾の父を演じた赤堀雅秋が映画出演の緊張のためか演技がど下手くそだった
一応俳優もやってるが本業は舞台の劇作家
しゃーない
島根県大田市にある仁摩サンドミュージアム
1番の売りは世界最大の砂時計「一年暦」
お隣鳥取の砂丘に対抗意識を燃やしたのかどうかそれは自分にはわからない
島根県では指輪じゃなくて砂時計なのか
安上がりで良いね
配役
中高生時代の水瀬杏に夏帆
のちに大吾と結婚する水瀬杏に松下奈緒
中高生時代の北村大悟に池松壮亮
のちに杏と結婚する北村大吾に井坂俊哉
中高生時代の月島藤に塚田健太
中高生時代の月島椎香に岡本杏理
月島藤の妹の月島椎香に伴杏里
杏の母の植草美和子に戸田菜穂
杏の父の水瀬正弘に風間トオル
杏の母方の祖母の植草美佐代に藤村志保
杏の元婚約者の佐倉圭一郎に高杉瑞穂
杏が東京に戻った時の高校のクラスメートに朝田リカに倉科カナ
近所に住んでいる滝田にト字たかお
大悟の父に赤堀雅秋
大悟の母に立石凉子
芦原妃名子先生は自殺したがこの作品を見るにつけ色々と考えさせられるのだ
なにも死ぬことないじゃない
だって佐藤秀峰先生はまだ生きているじゃないか!
1人じゃない
しゃんとせえ
しゃんとせえ
大人役が‥
中高生時の役者が良かっただけにね。。話としてはまとまっていた。結局彼女は母と同じ弱い人間。母の死がずっとトラウマになっていた。それを彼は救おうとしていた。でもどっちかが頑張るんじゃなくてお互いが幸せにしようって思わなきゃダメなんだよなぁ。しかしいくら病んでいてもあの婚約者は選ばないんじゃないかな‥弱い奴は嫌い宣言笑
細かい表現
暗い話だったけど、思ったよりはよかった。
俳優さん、特に夏帆さんの演技はずば抜けて上手に感じた。映像も綺麗だし、学生の2人にキュンキュンした。ずっと両思いで、他に心揺れずにというラブストーリーは珍しいなと思う。
何よりも、メッセージ性が強かった暗い話だったけど、思ったよりはよかった。
俳優さん、特に夏帆さんの演技はずば抜けて上手に感じた。映像も綺麗だし、学生の2人にキュンキュンした。ずっと両思いで、他に心揺れずにというラブストーリーは珍しいなと思う。
何よりも、メッセージ性が強かった。
祖母が最後、病院にいる杏に「しゃんとせい」
と、母が自殺した原因となった1つの言葉、もう言わないと決めていた言葉を強く杏に言った場面では感動し、杏が言う「過去が未来になったよ」という言葉も深いなと感じた。過去も未来も同様に思い出も大切に。そういう思いが込められているように感じた。最後、大悟が新しい砂時計を杏に渡したところはきっと新しい人生を2人で歩んでいこう。そういう意味だろう。又、1年を長さでなく大きさで表していた場面も印象に残った。このように、大まかなところよりも細かい表現がよかった映画だった。
もう一度見たら、また見方が変わってくるのかもしれない。2人で歩んでいこう。そういう意味だろう。又、1年を長さでなく大きさで表していた場面も印象に残った。このように、大まかなところよりも細かい表現がよかった映画だった。
もう一度見たら、また見方が変わってくるのかもしれない。
過去が未来になる
佐藤監督の作品だということ、有名な少女漫画が原作ということで予備知識の無いまま観ました。正直、盛り上がりに欠けるお話だったりするのかな…?と思ってたのですが(原作を知らないからかも)そんなことなかったです!舞台である島根県もいい味出してました(^ ^)題名はなるほどな〜と思った言葉です。笑
きゅん
好きなタイプの映画ではないと思ってたのですが、
時間があったので、TVで放映されたのを見ました。
思ったより、全然いい!
ちょっと、胸がキュンと・・・
こんなに深く思い、思われたらいいなと思いました。
話は漫画ちっくなのですが、
島根の風景と出演者の演技で素敵な映画に仕上がってます。
過去が未来になるっていいですね。
あの砂時計見に行きたいな。
瑞穂くん
原作を読んでいたので 映画も楽しみにしていました
後ろで おじさまが号泣していて 思わず友人と苦笑
大好きな 瑞穂くんの顔を観ただけで胸が一杯になったのを
覚えています......
その後に購入したDVDの方が断然よかった!!
若手俳優の頑張りも、過剰な「イメージ映像」や成長後の背景があいまいなところがあるのが勿体ない。
<ストーリー>
杏は父の事業の失敗で、母と共に母の実家に引っ越しすることになる。祖母が母を叱咤激励するのに嫌気がさし外出するが、村では彼女たちの話題でもちきり。そんな中、大悟という少年がぶっきら棒に話し掛けてきて、彼の働く酒蔵の手伝いをさせられる。最初は反発する杏だが、大悟の不器用な優しさに気付き、田舎の大自然にも包まれて、次第に心を開いていく。しかし彼女の母が失踪し・・・
<個人的戯言>
役者の名前は松下奈緒が上になっていますが、主なストーリーは夏帆演じる中高生の頃の杏の話が中心です。現在出ずっ張りの彼女は、複雑な事情を抱える主人公の心情の変化を、見事に演じていますし、相手役の少年時代の大悟を演じる俳優も、13年ほど前の田舎の男子中高生の純真さがよく出ていました。最初に二人が接近していくまでを、もう少し時間を掛けて、主人公・杏の心境を表すのに使われる、過剰な「演出」がなければ、もっといい作品になった気がします。
大人になった主人公・杏の回想の形で始まるストーリーの大半は、彼女の中高生時代に費やされます。家庭でのことや、そのことが大悟との関係に影を落とすことで、心が揺れ動く役を、夏帆が時に激しく、また徐々に変わりゆく心境の変化を、実に丁寧に演じています。また相手役の少年時代の大悟を演じる池松壮亮も、当時の田舎の男子中高生のまっすぐな純真さを好演しています。
それと比較すると、大人になった二人の話は、時間が限られていたため、詳しいエピソードもなく、いきなり約13年もの月日が流れてしまっていることもあり、辿り着く心の終着にやや唐突な印象が拭えません。松下奈緒も最後は悪くないものの、その心の動きを演じ切れてるとは言えない感じ。ウェディング・ドレスの試着の時の顔は、かなりな変顔になってました・・・
ストーリー展開的には更に、主人公二人の接近がやや早過ぎるところが気になりました。逢ってまもなく「事件」が起こり、その時にはもう「誓い合う」仲みたいになるのは、ちょっと違和感があります。ここはもう少し時間を掛けるか、もう少し説得力のあるエピソードが欲しかったところです。
また杏の心情を表す「映像的」演出がかなり突飛的なため、そこでも「いきなりホラーかよ!」的印象を持ってしまったため、スムーズに主人公の心情に寄り添うことが出来ませんでした。あんな「イメージ映像」などなくても、役者の演技と過去シーンのフラッシュバックくらいで充分表現出来るものを、小細工することでかえって変な印象を与えるのは、先日観た「チェスト!」でもありました。アイデアや技術の罠に陥り、まともに演出することが「古い」とでも思っているのでしょうか?まっすぐ演出しても惹き付けるものがあるのが、本当にいい作品であると考えます。こんな作品に、松下奈緒は縁深いようで・・・
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