「実話の迫力」THEM ゼム maister13さんの映画レビュー(感想・評価)
実話の迫力
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ストーリーの展開は速い。場所がルーマニアのスナゴウ地方&ブカレストで、2002年10月7日の実話。教師と作家のカップルが住んでいるさ、びれた貴族の館みたいなところで、突然何者かに襲われると言う話。冒頭で母娘が襲われているので、連続殺人犯の猟奇的犯行物と思っていると、犯人は複数。しかも数人いる。ここらから話が特異になってくる。なんとそれが少年達というオチ。結局このカップルは遺体で見つかったということなので、内容の真偽は不明。ただ15~16歳の少年が殺人を犯していたという実話らしい。そうやって見ると本当に恐ろしい話。それで分かったのだが、演出はショック描写には重きをおかず、サスペンスを高めつつも過剰なシーンはあまり無い。追いつ追われつが展開するが、いきなり包丁持って・・・、などと言うシーンがなく、カップルの視点からじっくり、時には淡々と描いている。なかなか演出力はかたいし、時間も73分と短いのが良かったかも。
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