「Or you want be me? 一直線かと思いきや・・・」ジェシー・ジェームズの暗殺 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Or you want be me? 一直線かと思いきや・・・
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アメリカ人なら多くの人が知っている伝説のアウトロー、ジェシー・ジェームズ。ま、ぶっちゃげ単なる犯罪者なんですけどね。ネットもテレビもラジオすらなかった時代に新聞というマスメディアによって、南北戦争で北に負けた南の人の鬱憤が作り上げた「英雄」。お金を持ってる北の人間から盗みを働く南出身のジェシーが、南の人にはカッコ良く見えた事なのでしょう。そんな時代背景を知ってるかどうかでこの作品を見る目はずいぶんと変わってくると思われます。
しかし本作はアウトローとして名を馳せてた時代のジェシーではなく、いうなれば晩年にフォーカスをあて、ジェシーではなく暗殺したボブを主軸に持っていています。けっこう思い切った判断だったのではないでしょうか?しかも、ジェシーが殺されてストーリーが終わる訳ではなく、ボブのその後の人生までしっかりと描ききっているなかなか珍しい作品です。
西部の時代に興味がなくって、例えばブラピが出てるからとかの理由で見た方には、話も長いですし、そのドキュメンタリータッチな作りに、見ててしんどい時間だったのではないかと思われます。西部劇に興味が合っても多少しんどかったですし。
なかなか観る人を選びますが、俳優陣もブラピを初めサム・ロックウェル、ジェレミー・レナーと有名所がいますし、何よりケイシー・アフレックの見事な演技は一見の価値ありです。
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