「本編の主人公が主役のスピンオフ?」ウルヴァリン:X-MEN ZERO しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
本編の主人公が主役のスピンオフ?
ウルヴァリン・シリーズ第1作。
"X-MEN" シリーズ通算第4作。
DVDで2回目の鑑賞(吹替)。
原作コミックは未読。
ウルヴァリンがX‐MENと出会う前、ストライカーとの因縁が生じるきっかけとなった出来事が描かれる。ローガンのオリジンとビクターとの関係、全身の骨がアダマンチウムになった経緯など、「X‐MEN2」よりもキャラの掘り下げが行われていたから、ウルヴァリン好きとしては堪らない作品だ。
特筆したいのは、デッドプール/ウェイド・ウィルソンの登場。本作を初めて観た時は、後々彼が主役の作品がつくられ、人気を博すとは予想出来なかった。自慢のお口を縫われ無口な最強兵器のラスボスとなっていたが、思い返せば、冒頭の彼には愛すべきデップーの片鱗がすでにしてあったのである。
公開当時、スピンオフと云う言葉を覚えたばかり。「踊る大捜査線」のおかげだが、そのせいで混乱してしまった。
私の認識では、本編の脇役が主人公を務めているのがスピンオフなのだが、本作は本編の主人公のウルヴァリンが主役なのに、スピンオフと云う触れ込みだったからである。
本作がきっかけでスピンオフの意味は「派生作品」であると知り、認識を改められた。ありがとうございます(?)。
[余談]
CGのクォリティーが低かった。例えば洗面所のシーンでウルヴァリンの爪がCGにしか見えない。1から3作目よりもクォリティーが低下している印象。予算が少なかったのか?
[以降の鑑賞記録]
2024/08/05:Disney+(吹替)
※修正(2024/08/05)