劇場公開日 2009年9月11日

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「ミュータントの人間ドラマ」ウルヴァリン:X-MEN ZERO yoshinodeboさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ミュータントの人間ドラマ

2009年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

興奮

やはり、タイトルがゼロというだけあって、生い立ち幼少の頃を含め青年期(年齢不明だけど)の人間関係、成長過程の葛藤が描かれており謎解きがされていく。
主人公は人が良すぎてだまされる。何度も裏切られる。
過酷な運命に翻弄される姿が痛々しい。その悲しさと、突然変異体の体を持て余す精神の悩みが描かれる。

最近の超人物で共通する悩みの展開。ウルヴァリンの場合は、見た目の特殊技能は超合金の爪だけ(不死身と自然治癒はスゴイが)なので、アイアンマン、スパイダーマン等、スーツから違う人と比べると地味です。
また、時代設定が若干昔らしく、クルマ・ヘリも最新型ではない分、ある意味身の丈に合った身体アクションをしています。
アクションの見せ方より、ストーリーに重点をおいて製作しているようで、アクションは控えめな印象を受け、悲しいストーリーが残りました。

yoshinodebo