ハリー・ポッターと謎のプリンスのレビュー・感想・評価
全77件中、1~20件目を表示
The Dark Lord's Theater Curtain
The prelude to the Wizarding World's finale certainly has the look of being the darkest of the series yet. Quite literally: you may need to turn the lights off to see what's on screen. Thus it was the only Harry Potter film to receive a nomination for Best Cinematography by the Academy Awards. It's slow compared to the other films, with much backstory making it unsuitable as a standalone watch.
特別上映ハリー・ポッターと謎のプリンス(吹替)で観賞
15年の時を経て劇場で初観賞。足早なストーリー展開だとは思いますが面白かったです。青春謳歌な学園生活とダンブルドア校長の命を受けてヴォルデモード卿の秘密を探るハリーのストーリーのバランスがよかった。恋愛を経験しながら3人の結束が固まっての終盤戦に目が離せないです。
ハリーポッターシリーズの核心に迫り始めていよいよ、という終わり方が8作品の中でもかなり好きな映画です。
謎のプリンスを見ました!ハリーポッターシリーズの核心に迫り始めていよいよ、という終わり方が8作品の中でもかなり好きな映画です。
マルフォイが一人でいるシーンのカットが多くそこで描かれる彼が追い詰められていく様子が、会社と家族の板挟みで自分のキャリアを優先するか自分にとって大切なものを優先するかという現代の社会人の姿を彷彿とさせます。
マルフォイの葛藤に昔を思い起こして共感をしながらも、どちらも手にするために努力し続ける自分であろうと決意し直す時間となりました。
また、出所のわからない情報の恐ろしさも再認識できました。
自分がどこから情報をとって何を信じていくのか、よく考えて選択する必要があるということをプリンスの教科書が改めて教えてくれる作品だと思います。
焦らすねー
まさに、ラストへ継なぐ為の布石といったところでしょうか。様々な所で闇の匂いはするものの、中々あの人は現れず焦らし過ぎて飽きてしまった感プンプンですわ。ハーマイオニーの成長は嬉しいが、何でハリーはジニーがいいの?ハリーを観てると不思議なのが、言い寄ってきた女の子なら誰でも良いんじゃない?って感じするんだが、隣のハーマイオニーの魅力に気付かないのか?と思ってしまう自分がいる。まぁ、作中では友達なんだろうね。全てを色メガネで観てしまう悪い大人が鑑賞すると、心の歪みに気付いてしまうわ笑
この作品でも魔法ドンパチは見れず残念。ラストの盛り上がりに期待するが、まさかこのままグズグズじゃないよね?早く一人立ちして魔法使いとして素晴らしい活躍が観たいよ。今後の展開としては、ダンブルドアは後々復活、スネイプは潜入捜査、ハーマイオニーは本物のレディに成長、の流れかな笑
暗い。 世界観は理解するがとにかく暗い。 クライマックスへの繋ぎの...
暗い。
世界観は理解するがとにかく暗い。
クライマックスへの繋ぎの話しにしては盛り上がり無くダラダラと間延びした印象。
自分のことをプリンスと呼ぶのはどうなの?
あまりにも暗い話だったから、あえて恋愛要素を入れたという話をどこかで聞いた気がする。
個人的には凄く良かった。
そりゃあ思春期の子供たちだから、普通はこういう恋愛事情があるはずだよね。
ニヤニヤしてしまう。
ハリーとチョウのフラグはいつのまにか消えていて、まさかの相手が出てくるとは。
なかなか近しい所を選んだな。
本編の半純血のプリンスは一体誰なのか。
薬の調合のシーンだけしかその便利さが出てこなかったけど、こういう教科書あったらいいよなぁ。
呪文を開発するというのもとんでも無い。
ただ、そもそも呪文ていうのは名前と杖の振り方?だけ知ってれば出せるもんなの?そこらへんの仕組みがよくわからない。
自分のことをプリンスと書いてしまうのは、本人の黒歴史にはならないのだろうか。
あんまり深くは言えないが、四作目の炎のゴブレットから、最後の展開が鬱すぎないか。
それにしても、「ウォンウォン」はないだろう。笑
6年生。悩みは尽きなくても戦争は近づいてくる。僕は何をすればいい?
前提として
・原作は未読。
・『ハリー・ポッター』シリーズは『~と不死鳥の騎士団』まで視聴済。
・デビッド・イェーツ監督の他作品だと、『~と不死鳥の騎士団』を視聴済。
むぅ……好きだけどこれはちょっとなぁ……
配分が学園物にかなり寄っている。寄りすぎかもしれない。特に『~と不死鳥の騎士団』の後だと本当に思う。
ヴォルデモート復活して、死喰い人たちが暗躍しまくっていて、ホグワーツも狙われっぱなしで……のはずなのだが普段よりも学生生活を謳歌している。
いや別に、青春を謳歌しているのが気に食わないのではない。めちゃくちゃ和むし好きなシーンばっかりなんだけど、(観たかったのは)このタイミングじゃないよな……っていう。
今は打倒ヴォルデモートをメインで観たかった。戦争前夜の雰囲気なら、戦闘準備のシーンが多少はあるよね……とか。
展開も、主人公たち(+ダンブルドア)が何をしたいのか、どんな障害を取り除くためのストーリーなのかが非常に分かりづらい。
サブタイトルである"謎のプリンス"="半純血のプリンス"も、正体が明らかになったとて一切物語に影響していない。そもそもハリーが探し求めているわけでもないし、ハーマイオニーは証拠掴めないし、正体を明らかにしないといけない理由もない。
タイトルを大いに無視しても良かったかもしれない。そうしたら、もっと自由に描きたいこと描けたんじゃなかろうか。あくまで憶測だけど。
終盤になってようやく、打倒ヴォルデモートに動き出すのだがやはり物足りない。
原作がこんな感じだとしても、向こうは小説だ。納得できる部分も多々あるのだろう。でも映画の二時間だと納得がいかなかった。
では、キャラクター描写について。ここはめっちゃ好き。
ハリーは学業と進路と恋(相手はジニー!)に悩む一人の青年。そんなときにダンブルドアからスパイを頼まれる。そんなことやってられっかよ!!
彼の中でダンブルドアに対する信頼も揺らぎます。それでもこなそうとするのが彼の面白いところ。
ロンが非常に面白い。いわゆるモテ期だと思う。浮かれたり怖気づいたり、もうてんやわんや。ハリーと一緒に一年生を見守る様子が微笑ましい。もうお兄ちゃんなんだな……
それはそれとして惚れ薬のシーンは必見。
ハーマイオニーが良い。非常に良い。ロンへの恋愛感情に振り回されるハーマイオニー。終始感情的なハーマイオニーはやっぱり見もの。個人的には魔法薬の授業で悪戦苦闘する様子が好き。
有名なバタービールのシーンもあるよ。
ロンとハーマイオニーの恋愛描写に注目。本作のハイライトの一つ。
ジニーが妖艶な感じがかなり良い。そりゃモテますわ。それでもハリーに近づこうとする様子がいい。保護者感は否めないけど……
ドラコも注目。本作の主人公は彼の方だと思う。スタイリッシュでかっこよく、孤高のようでいて常に葛藤している。父親のこともあるのだろう。
終盤のドラコの悲痛な表情……観ていて非常に悲しくなる。そういえば取り巻きの二人も離れちゃったね。
スネイプとダンブルドアに最注目。非常に大きな心の揺れが観られる。見どころの一つ。
こうやって観ると、ハリーは本作の主人公ではないな……どこか地味すぎる。本人も何をしてるのか、イマイチ分かっていなかったんだと思う。だから命令に従うけどダンブルドアに疑念を抱く。
エンドロールの明るい感じも違和感満載で、初めから終わりまでぼんやりとした映画だった。良く言えばキャラクター描写に優れた回。
良くも悪くも次作に投げた。そんな作品。
最終章に向け大きく展開する
前作『不死鳥の騎士団』で「闇の帝王が復活した」ということで
速やかにその対応でアクション映画へとシフトしていくのかと思ったが
意外にもまた魔法学園としてのストーリーも進んでいく
初期の3作のようなテイスト+最終章への展開で大幅な進展
ストーリーとシリーズのコンセプトの両立が出来ていると感じた。
作中人物の関係性もこれまでとは比較にならないほど大きく変化、
まもなく最終章だと感じさせられる。
「バタービール」は本作の名物だと思っていたが
映画版では本作が初出で驚いた。
アクションシーンが地味、かつ一方的にやられていてカタルシスがないが
これは本作でたまったフラストレーションの解放を次回作に期待するところだ
舞台が破壊されていく悲劇的なシーンが良い、滅びの美学というべきだろうか
今作ではシリーズで出てきたものが壊れていく様子が描かれていてそこが魅力的
ここを良いと感じるかどうかが評価のポイントになる。(個人的にここで大幅加点)
映画単品の評価ではやや微妙だが
シリーズとしては良作
作品のテーマである「あなたはひとりではない」というメッセージが染みる。
ホグワーツの6年生になったハリーの物語。
ヴォルデモート卿の配下であるデスイーターたちとの戦いもありつつ、ヴォルデモート卿の魂を隠してあるとされる分霊箱の捜索をする。
本作の時期になると、第一作とは違い、一生懸命魔法を覚える、ということはなくなる。もちろん魔法の勉強はするのだが、知識として蓄えていく感じだ。
魔法は主に言葉によって唱えられる。これは言霊思想のある日本人にとっては受け入れやすい。
今回はなぜかロンがモテる。
恋愛の要素は今までもあったのだが、そういう意味でもハリーたちは成長している。
本作は製作費が370億円。興行収入は1,384億円。
文字通り魔法にかかったようなシリーズだ。
なぜここまでの莫大なヒットになったのだろう。
本作の魅力を否定するわけではないが、信じられないヒットだ。
原因を正しく見極めることはできないが、本シリーズを最後まで観て、その魅力を知りたいと思う。
芸術的な構図を意識した落ち着きのあるカメラワーク。前作『不死鳥の騎...
芸術的な構図を意識した落ち着きのあるカメラワーク。前作『不死鳥の騎士団』で動きまくるカメラより退屈な映像になってしまった。そうは言っても個人的にこちらのほうが好き。
そしてまた前前作『炎のゴブレット』のような暗めの画像処理。味がある。よく見えないからもっと見たくなる感じ。
内容は学園青春SFミステリーというような雰囲気。
ゆっくりじっくりのスローテンポ。きっと観る者に考える時間を与えてくれているのだろう。お言葉に甘えて味わい尽くしてみた。そうしてるうちに好きな作品に昇格してしまった。
役者の演技が抜群。役者の演技力が向上しただけでなく、撮り方も影響しているのかもしれない。撮影感がないというかキャラが作品の中で本当に生きてる感じがする。
ダークテイストの今作の登場人物の誰であれ、数少ない笑顔シーンに萌えるのであった。
徐々に下がった期待度。ポイズンブレイク。
内容は、ハリーポッターシリーズ第6作品目の謎のプリンス(半血の王子・原題)の映画化作品。悪の権化ヴォスデモート卿復活に伴い闇の力が現実世界まで影響及ぼす最中。魔法世界ホグワーツ寮では、自分の命と引き換えにダンブルドアの魂奪えと命令された死にそうなドラゴとかたや友達から恋人になる段階で擦った揉んだ乳繰り合う主人公取り巻くハリーポッター御一行のアンビバレントな全体的にみて終始暗い印象の受ける作品。
印象的な台詞は、『please…』ダンブルドアのスネイプに対する懇願とも言える言葉が強引にも最後を締め括ったように感じました。スネイプ先生の心根が態度に現れた信頼関係は、ダンブルドア校長が培ってきたトム・リドルへの償いの意味があった確信的大往生なのかもしれないと何回か見るうちに考える様になりました。その瞬間良かったねと思わずにいられませんでした。
印象的場面は、今回の作品は食べたり呑んだりする場面が多すぎる事です。毒の入ったビスケットや治った祝杯に飲むハチミツドリンクやハリーポッターと言えばこれと言うバタービールや毒の水介抱されるダンブルドア校長や強引に物事が上手く進む幸運薬など、とても恐ろしく魔法世界では飲み食い出来ません。と言うか自分で作った水以外口に出来ない筈なのに皆んな平気で凄い鈍感だなあと感じます。
印象的な立場は、いよいよポッターシリーズも佳境に差し掛かり話を纏めに行こうとする中でお互いの立場が明確になって来た事は印象的でした。全体的に観て復讐の復讐が多い中で、トム・リドルだけが特異に描かれている点。分かりやすく観れる反面余計な話は片付けて置こうとする方向が読み取れグダグダな展開が締まりを悪くしてしまった嫌いがありました。
今回の作品は、映像的には毎年技術の進歩の凄さを感じるのですが、物語の何処にフォーカスするのか非常にボヤけてしまった様に感じました。恋愛5割・進捗3割・その他2割ぐらいの感じに自分は見受けられました。
しかし、最後の天文台の上で主人公ハリーポッターが眺める景色の時『ここってこんなに綺麗だったんだ…』との言葉は、ダンブルドア校長の死と変わりに仲間達との絆で強く結ばれ分からずとも腑に落ちる将来への決意がハリーポッターに、この言葉を言わせたんだろうなと感じます。その後、三人に挨拶をするかの如く朝日に向かい飛んでいく不死鳥は三人を応援するダンブルドア校長最後の言葉に思えカタルシスの解放を感じました。
なんだかんだで、それなりに見えるから不思議な映画です。これも作り手の凄さでしょうか。
第6作目。 終始びっくりするほど映像が暗かった。 ラストはやはり衝...
第6作目。
終始びっくりするほど映像が暗かった。
ラストはやはり衝撃的。
そんな中でもロンと惚れ薬や、ハーマイオニーの恋模様は癒しです。
物語もようやく佳境。
原作を読んでいないからか?
TV放送の為カットされたのか?録画再生のCM送りで飛ばし過ぎたか!?って思ってしまう展開!!
世界観は好きだが、強さのレベルがわからん!!
子供心のない私のせいですが…もっとやれる卒業生の助っ人とかいないのか?もっと派手に魔法使わねーのかーい!って思ってしまうよ。
前作よりさらにダークでおもしろい
1と比べると同じ話とは思えないくらいダークな世界観になっており、ヴォルデモートとの直接対決が近付いている予感も強い。
スネイプが敵なのか味方なのか、ハラハラしながら観れる。
少し残念なのは、前作に引き続き、原作未読者には理解できないまま話が進んでしまう感があること。もう少し丁寧に説明してほしい感じはある。
そして洞窟の湖に現れるゴラムの群れ……もはやダンブルドアではなくガンダルフに見える。
賢者の石の時の明るさは微塵もないダークファンタジー 話も明るくない...
賢者の石の時の明るさは微塵もないダークファンタジー
話も明るくないし画面的にもずっと暗い
スネイプは後に繋げる為に少し無理矢理な気がする
3度目くらいだけど何故か観れちゃう
信頼するダンブルドアに従い闘おうとする勇気
ダニエルラドクリフ扮するハリーポッターは、マイケルガンボン扮するダンブルドアが連れて来たジムブロードベンド扮するホラス教師の本来の記憶を探れと言われた。
闇の魔法を探りヴォルデモートに対抗して行こうとするハリーポッター。エマワトソン扮するハーマイオニーらと友情を培い成長しながら信頼するダンブルドアに従い闘おうとする勇気は素晴らしいね。でも後半は薄気味悪いね。
Half-blood Prince
2022年3月21日
映画 #ハリー・ポッターと謎のプリンス (2008年)鑑賞
舞台の上演を前に謎のプリンスがテレビ放映されてました。
徐々に重苦しくなってくる展開の途中のお話なので、人気もあまりないだろうな
【ハリポタシリーズ6/8作目!いよいよ終焉?!に向けて物語が大きく動き出す!!ラスト3部作の1作目 か?!】
・2009年公開のイギリス(アメリカ)のファンタジー映画。
・映画[ハリー・ポッター]シリーズ第6弾(全8作)です。
・前作までで蘇った史上最悪の魔法使いヴォルデモートの世界を支配する力が次第に強まる中、両親を彼に殺されたハリー、そしてホグワーツ魔法学校のダンブルドア校長も警戒を強めて来るべき戦いに備えていた。そんな中、薬草学の授業の参考書として見つけた古いノートにはあらゆる魔法学の答えや強力な魔法が、過去そのノートの持ち主である「半純潔のプリンス(=謎のプリンス)」によって記されてあった。ハリーはその強力な内容に驚愕しつつも、他者に隠すほどに魅了されていく。一体、謎のプリンスとは誰なのか。ちょこちょこ姿を消すダンブルドアは何をしているのか。ヴォルデモートはいつ何を仕掛けてくるのか。物語は終焉に向けて動き出す。 という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・ハリポタ6/8作目にして、ラスト3部作の1作目を感じさせるくらい物語が大きく動く
・謎のプリンス、の謎が謎すぎてオチが読めない面白さ
・付けた意味を深堀したくなる不思議な邦題
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・物語がシリーズとしての連結を固めてきたなぁ、と実感する作りになっていました。鑑賞前は「謎のプリンス」という邦題から、これまでのように1話完結型に近いような「ハリー・ポッターのとある時期を切り取った作品」と思っていましたが、全然予想外れ笑 かなり大きく物語が動きます。その内容も壮大です。いよいよ終焉に向けて総まとめに入り始めたといったところでしょうか。そのため、大人の観る映画としてとても見応えのある一作です。
・物語の主軸は、支配力を増すヴォルデモートに対するハリーやホグワーツ、です。しかしそれは、残りのシリーズの大きな流れであって、本作ではその流れの中でもハリーの拾った古いノートの過去の持ち主「謎のプリンス(半純潔のプリンス)」がいったい誰なのか、について焦点を当てているのかと思いました。そして、今回も全く結末を予想できず💦驚かされる結末でした。それもまた面白、でした。
・また、物語の主軸の導入として、ヴォルデモートが不死身的に蘇れた理由も今回明らかになります。なるほどぉ、です。そして、それが過去作品(例えば、2作目の秘密の部屋に出てきた本など)の内容とつながってくる、シリーズを大きくまたぐ伏線回収も楽しめる一作でした。
[演出×映像]
・冒頭からデスイーターが激しく動きまわり民衆を襲う。その躍動感ある映像によって、映画の世界に一気に引き込んでくれます。
・ダンブルドア校長が惜しみなく魔法を使ってくれて、その「強さ」が明確に見えて好きです。これまでは、地位の高い聖人君子であることは理解できるも、その強さが不明確で、「いいこと言っても本当に強いの?」という疑いを心をのどこかでもっていましたが笑、今回は、その本当の強さ・力を惜しみなく魅せてくれます。
・人の記憶は液体にして保存できるようです。その液体をとある壺に垂らすと、その記憶の世界に入り込むことができる魔法?ですかね。これを使って記憶の世界に入るシーンの映像演出が素直にカッコいい!と思いました。
・いよいよ物語も終盤に差し掛かったためか、これまで控えめに演出されていた魔法を使った戦闘が、沢山出現します。これぞ、魔法使いの物語、という感じです。6作目にして、いよいよ本格的になってきたなぁと感動しました。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。いつも通り、ハリポタの世界に浸してくれるBGMばかりです。
[演技・配役]
・1作目で「敵としてのキーマンになる!」と予想したのに、シリーズを積み重ねるごとにその影が薄くなり、前作では「たかがマルフォイ」とロンに言われてしまうまでに脇役感満載になったマルフォイが、遂に頭角を現すか?!という予感がします。少なくとも本作では、かなりのキーマンになってきます。個人的にはちょっと嬉しかったです。笑 マルフォイの中で、正義と悪の思考が揺れ動くさまが今後、どのように生きてくるのか楽しみです。
・ハリーが普通に女の子をナンパします。1作目を観てから、たかだか1週間ちょっとで本作を観た私は、嬉しい気持ちと「おいおい成長早くないかい」という気持ちで揺れ動きました。笑
・ハーマイオニーが恋に破れる姿が可愛そうでとても共感できました。それを不器用に慰めるハリーも可愛らしいですが。
[全体]
・原題は「THE HALF-BLOOD PRINCE(半純潔のプリンス)」、邦題は「謎のプリンス」。あれ?どうしてこの邦題?となりました。確かに、「半純潔のプリンスが書いたノートをハリーが手にし、半純潔のプリンスとは誰なのか」という意味で「謎のプリンス」と訳したならば理解できなくはありませんが、これまでのシリーズ作は基本的に「直訳」に近い形で邦題をつけていたのに、突然、斜めな翻訳をしたところに違和感を覚えました。どんな意図があるのですかね。
・ということはさておき、本作は「終焉に向けた3部作の1作目」と個人的には解釈しました。これまでは1話完結型に近いくらい物語の起承転結がさっぱりしていました。しかし、本作は物語の核心部分(ヴォルデモートの秘密)が大きく動き、かつ、この映画だけでは完結しない余韻を残して終わっていきます。もちろん、本作だけ見ても楽しめますが、絶対に続きが観たくなってしまう一作です。いよいよハリポタも終焉に向けて動き出した、と実感。シリーズを一気に鑑賞したので、前作あたりでちょっと観疲れ感がありましたが、本作を観た今は「続きが早く観たい!どうなるの最後?」になってます。残り2作、一気に観たいと思います。
・最後に、本作のダンブルドア校長の名言を。
「年寄りのわしの方が知恵はずっと多く、価値はずっと少ない」
うーん、大人が子供に希望を託す意味を込めて残す台詞。なんか素敵で響きました。ありがとうございました。
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