「原作の大胆アレンジで、一皮剥けた!!」ハリー・ポッターと謎のプリンス ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
原作の大胆アレンジで、一皮剥けた!!
自分で言うのも何ですが…私、生粋のポッタリアンです。
ハリー・ポッターに関しては『絶対原作主義』です。
ですから、この映画シリーズに関しては、毎度のことながら…ガッカリさせられます。今度こそはきっと!!と期待を込めるのですが、毎度、ガッカリですw
内容端折りや物語の改竄に歯噛みしながらも、あの原作量じゃ仕方ないか…と心で折り合いを付けてはいるんですが…まあ、二度は観ないですね。
んで、今作に至ってはあまり期待せず、手厳しくレビュってやろうと思ってたんですが…
いや、これが結構…楽しめちゃいましたw
監督の開き直り?ですかね。
どうせ原作通りつくれないなら、思いっきり脚色しちゃおう!!という意気込みを感じましたよ。
原作丸写しをハナから放棄した、堂々たるアレンジシークエンスの数々!!これが功を奏しましたね。
冒頭のハリーの逆ナンシーンで納得しましたw
キャラの描かれ方も非常に良かった。
ベラトリックスの過剰過ぎる狂気感は気持ちがいいぐらいだし―
ラベンダー・ブラウンのウザさも本当にウザくて笑えたし―
ルーナ・ラブグッドの奇天烈振りは相変わらず絶妙だし―
ハーマイオニーなんかはもう…大人の色気すら放ってる!!
ロンは…別段、変わらないかw
ネビルは回を重ねる毎に、出番減ってるなあ…
不満だって勿論ありますよ。
毎度のことながらの説明不足…スネイプのキャラの掘り下げ方の浅さ…ジニーの1作目から既出なのに、突然の無理矢理な目立ち方…随分とあっさりとしたラスト…数え上げたらキリがないですが…w
で、まあ楽しめたので、今回は平均スコアの「B」にしました。
OWL試験ならあと一歩の成績ですけどw
さてさて、次回2部作でラストのこのシリーズですが…次こそは満足度「A+」を期待したいものです。