「機械~ラララ~人間。」ATOM ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
機械~ラララ~人間。
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初代アニメ「鉄腕アトム」はリアルで観ていない^^;
おそらく再放送…だったかなぁと思う。
どちらかというと「ジャングル大帝」「リボンの騎士」
の方がより記憶に残っていて(とはいえ有名なので)
その後何度か観ることにはなったが…。
アトムの愛らしさとひきかえ、その後の苦労を思うと
かなり切なく悲しい話で(T_T)それでもなお人類を
愛し続ける心やさしい科学の子。だったのに泣けた。
今回のハリウッド版は、原作とは変えてあるのだが、
私にはその変更点が赦し難いものとは思えなかった。
本当なら、ああなって欲しいと(おそらく)誰もが
思い描いていたことをちゃんと見せてくれるのである。
新生「ATOM」としては、物語にやや唐突さはあっても
悪くなかったなぁーと思う。しかも最後はまた泣けた。
人間の身勝手さと傲慢さ。
それに引きかえロボットはいつも…。というSFの行と
機械に人間性を吹き込んで感情を発揮させ、果ては
愛ある科学の子として、人類を救わせてしまうという
画期的な発想は、今でもさすがだと思う。
手塚氏の描いた未来のとおり、便利さ有利で作られ
捨てられる様々な機械が、一時だけでなく一生を通し
愛され続けて欲しいと願った結果が父子愛で示された
のだとしたら、それはそれで嬉しいことである。
吹き替え版ばかりなのが惜しまれるが^^;
それほどの違和感はなかったし、上戸彩も悪くない。
でもいちばん嬉しかったのはエンディングのラララ♪
すぐ横で小さな子供が歌っていたため、また泣けた。
何度聴いてもいい歌だ。
(いい作品は漫画でもアニメでも主題歌でも感動できる)
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