マックス・ペインのレビュー・感想・評価
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期待せず観てその通りでした
評価があまり良くないので観るか悩みましたが、キャストが好きな俳優さんが多かったので観る事に
ま、予想通りに評価そのままの作品でした
すぐに黒幕はわかるし、ダークファンタジーぽいのも違和感あるし、盛り上がりにも欠け、オルガ・キュリレンコとクリス・オドネルの扱いがもったいないし、キャストだけで星2つという事でした
やっぱり製薬会社が悪
手首に羽根の刺青。製薬会社のロゴマークに羽根。そしてペインの父親の元相棒ボー・ブリッジス。黒幕がわかりやすすぎ!製薬会社が犯罪に絡んでいることはわかったけど、兵士に飲ませるための強壮剤みたいなもの。軍からの依頼で開発してたという、なかなかの俺好みの内容だ。ヴァルキリーという素材やラグナロクといったゲーマー好みの名前もいい。
しかし、人体実験する前に動物実験してるはずだし、1%という低い効果だとか、納得いかないことも多い。薬で強くなった元軍人のルピーノを野放しにしておく理由とか、社の重要機密事項を分散させておくのもおかしい・・・どうせならもっとB級ぽく暴れてくれたほうが楽しめたのかもしれない。
それでもエンドロール後の映像には、製薬会社の女社長が安穏としていたし、株が急騰といった新聞記事には社会派映画としても通用する締めくくりだと感じた。
描きたいものがブレていませんか?
妻子を殺された刑事が、その真相を暴く物語。
設定はベタですが王道で、マーク・ウォールバーグ主演、セット等もしっかりとお金をかけた映画です。それだけに、アクションシーン等は楽しめる作品ですが、それ以上のものではありません。
全体的に浅すぎるように感じます。犯人を特定するサスペンス部分、協力する女性の描写、終盤前にある港のシーン。簡単に都合よく進み過ぎて、戸惑いを覚えます。
また、ハードボイルドアクションとして魅せてくれてれば良いのですが、何故かダークファンタジーの色を交えさせようとして、これにも戸惑いを覚えます。
単純でも良いので、しっかりとしたハードボイルドアクションであって欲しかった。
けっこう普通…
マーク・ウォールバーグとミラ・クニスという『ted』コンビの、普通のアクション。
予告なんかを見ると、けっこうCGとか使ってて、化け物みたいのが出るのかと思いきや、見てみると、けっこう普通の刑事モノ(?)
とりあえず、オルガ・キュリレンコをもっと見たかったぁ~
ってゆーか、クリス・オドネルのオッサン化が激しくて、全然気づかんかった…
ドンパチはかっこ良かった
序盤は正直言って微妙。
設定そのものは、こういうジャンルならではの簡単さだったのでよいが、それの表現が下手だったと思う。
その表現力の乏しさを除き、全体的には結構面白い。
特に演出面は楽しめた。
マックスペインというゲームがあり、それの「バレットタイム」のようなスローのシーンがある。
少々遅すぎな気もするが、映画のスローのシーンが好きな人はオススメだと思う。
残念なところは、後半までただのSFテイストの刑事サスペンスだということ。
頑張って中盤まで観れば、後半のご褒美があるので、これはこれである意味面白かった。
ゲームっぽいシーケンスのアクション映画
映画『シン・シティ』や『30デイズ・ナイト』といったグラフィック・ノベル原作のダークな世界観がたっぷり詰まった作品。
原作はゲームらしいけれど、映画からコミカライズしても成立しそうなシーンがどっさりと。
薄暗いオフィスで対話してみれば相手方の顔半分が影に沈んだり、ドアを開けて閉めてみたら死角から登場したり、アメコミ風の画がパッと思い浮かぶ。
何より麻薬による幻覚で出てくる黒い天使のモチーフが、アメコミのテイストそのもの。
しかし『シン・シティ』が街を主体としていたのと対照的に、本作では元殺人課刑事のマックス・ペインがメイン。
家族を殺された復讐者という典型的過ぎるキャラクターが、何人かの協力者を得て真相に迫るという展開。
麻薬の幻覚効果で独自の世界観を作りながら、けれど観客が座っていられるのも、この種の典型をきっちり守っているからだろう。
誘惑してくる美女を迎えてみても不快な挑発にかんしゃく起こして追い出したり、現場に自分の存在を示す証拠が残されて署内の立場が悪くなったり、事件を追ってみれば亡き妻の職場につながったり、こういう一種"お約束"な流れはテレビシリーズ『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』にも似た安心感がある。
肝心のアクションは汗の臭い立つ肉体派というより、どことなくゲームのテイスト。
フーフーいってもみ合う格闘は少なめで、ズドンと撃ってバッタリ倒れる。思わせぶりなアノ人があっけなく退場する。間一髪で証拠をゲットして脱出する。などなど。
すっきりしているので、『エクスペンダブルズ』のような肉体派アクションは苦手な人にもタッチできる。
何より北欧神話の一部を取り込んでいるあたり、そっちの知識がある人には歓喜する要素。
戦場で死んだ英雄を運ぶヴァルキュリア。その名を冠したアレ。
使い方は「F」を二つ重ねた某ゲームの"名前だけ借用しました"に毛が生えた程度ではあるのだけど、やはり神話の要素を入れた作品はがぜん面白くなる。いいアクセント。
ただ、本作に通底するゲームっぽさの悪い面が露呈しているのはマイナス点。特にラストのあっけなさは少々拍子抜けだ。
ロシアのワルな女・モナとのからみが少ないのも、消化不良。
あんなに助けてもらっておいて、マックス的にも映画的にあの扱いでは、観客だって黙っていないと思う。
では評価。
キャスティング:5(モナ役ミラ・クニスの使い方の雑さにマイナス)
ストーリー:4(話の筋は分かりにくいものの、"典型的"を積んでカバー)
映像・演出:7(幻覚症状のビジュアル演出は一見の価値アリ)
お約束:6(女性関係以外はベッタベタ)
アクション:6(見栄えのよさは及第点。少しツッコミ入れるとモロい部分も)
というわけで総合評価は50点満点中28点。
アクション映画で優雅な時間を過ごしたい方には候補の一つとしてオススメ。
ゲームっぽいアクション映画とはどういう作品なのか参考にしたい人にもオススメ。
名前だったんですね。。
気になっていた作品、テレビで観賞。 『マックス・ペイン』って、主人公の名前だったんですね。 プレビューなんかの戦闘シーンで“痛そうな映画だな、ペインだし”と思っていたので、ふいをつかれた感じです(笑)。
羽をひろげた悪魔みたいのが飛んでたり、SF映画なのかと思いきや そうでもなかったり… 聞いたことがあるようなストーリーだけど、作品の作り方がなかなか面白いと思いました(夢中になれたし)。
マックス役の マーク・ウォールバーグ、『猿の惑星(2001)』や『シューター』など彼の作品は (私の中で)当たりが多いので 今回も大いに期待して観ました。…ん~、ありがちね。 悪くないけど、フツーねって感じ。
マックスに近づいてくる美女・ナターシャ役に オルガ・キュレリンコ、『007・慰めの報酬』に出てた ボンド・ガールです☆ めちゃくちゃキレイ! チョイ役なので、演技はそこそこ。
ナターシャの姉ちゃん・モナ役に ミラ・クニス。 実際はオルガのほうが年上なんですが… 彼女も眼力がすごい女優さん。 悪い人に囲まれて凄みをきかしてましたけど、銃の持ち方とかちょっとユルイ。 でも可愛いから見ないふり(笑) 『ウォーカー』のような守ってあげたくなる女の子を演じたり、『寝とられ男のラブバカンス』では コメディをさらっとこなしたり、マルチな才能がある女優さん。 実生活では 『ホーム・アローン』のマコーレイ・カルキン(坊や)と婚約してるらしいです(マジで?)
妻を亡くしたマックスを支える友人・BB役に ボー・ブリッジス。 今年、アカデミー主演男優賞をとった ジェフ・ブリッジスのお兄ちゃんです。 …お兄ちゃん、もっと頑張れ。
マックスを追う刑事役に リュダクリス。 ジャスティン・ビーバーの【Baby】、いっしょに歌ってる彼です。 最近観たところでは 『Gamer』に出てました。 個人的に声が好きなんで、もっと出てほしいです。 今回はリュダも チョイ役。。
マックスの妻の元上司・ジェイソン・コルビン役に クリス・オドネル。 『バットマン&ロビン』のロビンやってた彼。 渋くなってますね。 サム・ワーシントン似のイケメン☆ 今回はオドオドしてる役(オドネルだけに?笑)でしたけど、若かりし頃には 『三銃士』のダルタニアン(主役)やってたこともある俳優さんです(共演に チャーリー・シーン、キーファー・サザーランド、オリバー・プラット)。 現在は テレビドラマ(NCIS)で活躍中。
マックスの敵・ルピーノ役に アマウリー・ノラスコ。 強面(日本で言う 悪役商会?)の代表的存在。 『アーマード』にも出演してる彼。 “使用前・使用後のギャップ”を見事に演じてました、コワカッタ。。。
気になってたから、“課題クリア”ということで 満足・。★
ストーリーが平凡
正直、主役からしてあまり期待していなかった。「ザ・シューター 極大射程」の時も原作が有名だった割には、映画化した時に主役の内面が書かれていなくて深みが全く感じられなかったから。今回も全く一緒で主人公に魅力を感じず、ストーリーも途中で「え、これってSF?」と思うシーンがあったにも関わらず、結局とってもありふれた筋でつまらなかった。しかも、ボンドガールが出ているにも関わらず、とってもつまらない役で、どうして出ているのか訳がわからない。アクションシーンをやたらに宣伝しているが、特にすごいというシーンもなかったし。
マーク・ウォルバーグ的には。。
マーク・ウォルバーグが「シューター」の時の様に
不死身の男を演じる、ギンギラギンのアクションもの。
画面がくら目で、その上、敵がいつでてくるか?
ハラハラドキドキのシーンが多く、ホラー物より有る意味怖かったが、
思ったより安心設計だった。
逆に言えば、典型的なアメリカンアクションでした。
この映画の新奇性は
マークがへとへとになった体力を取り戻す為に
禁断の(違法の)クスリを飲んで超人になり、
在らぬ幻覚をみることによって、
我々にもクスリの疑似体験をさせてくれる、ところかな?
お色気シーン、マーク・ウォルバーグは嫌いなのでしょうか?
彼の出る映画は、そんなシーンが少ない、と私は思う。
だから今回も、オルガが出ていたというのに、
彼女の魅力を生かすシーンが少なかった。
とっても勿体無い事だと思いました。
幻想か悪魔の仕業か?前半は難解なストーリーに苦しみつつも、渋いハードボイルドの世界を堪能し、派手なガンファイトの連続に興奮しました。
冒頭主人公のマックスは深い凍った海のなかで、今にも命を落とそうとしています。主人公が冒頭に死んでしまうなんて・・・。
前半は、説明抜きにマックスが追っていく殺人事件の手がかりとなる人物が次々に殺されていきます。おまけにどう見ても殺しているのは、黒い羽の魔物。そしてそれをビルの屋上からにたにたと見つめる不気味な刺青の男。単なるハードボイルドかと見ていたら、もしやホラーかと思いました。
加えてマックス自体も、何かくらい過去を背負っているのか無口で、ニヒルです。彼が刑事から左遷されても追い続ける怨念とは何かすら明かされません。
ストーリーがやっと見えてくる後半になって、何を描こうとしているのか何とか掴めました。1回見ただけではよく分からないかもしれません。
それは本作がゲーム由来の、幻覚・幻影の脳内ビジュアルと現実世界とのアクションが渾然一体となった世界観を持っていることと無関係ではなさそうです。どこまでが幻影なのか、よく分からないところが、本作を難しくしているのだと思います。
但しガンファイトは素晴らしい。全編の随所で派手な銃撃戦が散りばめられています。目の肥えたアメリカの観客を驚嘆させたというのは、掛け値なく本物でしょう。特に大多数の傭兵軍団に包囲されても、たった一人で切り抜けていくところは迫力満天。この手のガンファイトが好きな方には、たっぷり堪能させてくれます。
特に新たに導入されたスローモーション・カメラの映像は斬新。一発の銃弾が繰り出す登場人物達の表情の一瞬を、見事に連続ショットで表現していました。
その時見せるマックスののけぞり打ちも見事。フィギアスケート流に言えば、イナバウアー打ちといえるでしょうか。決めてますね。でもね、背後の敵を把握したのか、都合良すぎじゃあありませんか?
但し、どんなクライシスで銃弾が貫通しても、絶対に主人公は死なないという鉄則をキープしています。では、なぜ冒頭に死んでしまうところから始めているのか、矛盾していますね。 そこでキーとなるのが本作の陰謀の主役となっている精神薬。戦場で士気を鼓舞させるこの薬は、極寒の氷の海でも有効でした。その効き目の恐ろしさとパワーが一つの見せ場になっています。
マーク・ウォールバーグは復讐に燃えるマックスを好演。家族を惨殺された男の哀愁をたっぷり滲ませて、男心をくすぐります。
これから見る質問点としては、黒い羽の怪物は幻想なのか魔物なのかよく分かりませんでした。前半のバラバラ殺人をやった犯人はどっちなんでしょう?
またプリズンブレイクのスクレのファンの人は、ジャック・ピレノが敵キャラのボス格で出演しているので要チェックです。
なお、本編のエンドマーク最後には、続編に繋がる重要なワンシーンが残されていますので、席をお立ちにならないように。
なんというか、普通
ハードな役柄にマーク・ウォルバーグは合っているなぁ、と鑑賞前には思っていたのですが・・・。
脚本が悪いのか? なんだか個性の薄いキャラになっていました。
バイオレンスコップぶりを出すなら出すで、徹底して欲しかったです。
黒幕も前半で予想がついてしまうし、かといってガンアクションなども大興奮するほどの派手さや荒唐無稽さもなく。
良くも悪くも凡作な印象が残りました。
娯楽映画としては平均点以上なのは間違いないのですが、人に奨めたくなる作品でもありませんでした。
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