「結末ショボい」地球が静止する日 プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
結末ショボい
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謎の球体が宇宙からたくさんやって来て、地球は大騒ぎ。
そしてそんな中で宇宙人キアヌ・リーブスを捕捉する。
キアヌ達は地球を守るため、地球の最大の敵である人類を滅亡させに来た。
女科学者が直接行動を共にし、話すことでそれを知る。
そして何とか人類は自分達を変えるので待ってくれと説得。
しかし、もう決まったことだと拒絶。
が、大統領と会って話してくれと粘り強く説得、了承される。
が、地球側の判断はキアヌらを攻撃して退散させることだった。
宇宙人で超人みたいなキアヌはそんなはものともしない。
心が動きかけていたキアヌの心証を改めて悪くするだけだった。
まさしく地球に本当の危機が訪れた。
その時、科学者が一緒にいた自分の息子を守ろうと必死になる。
それを見たキアヌが急変、人類には愛があるから大丈夫、
とか言って急に帰って行き、人類は事なきを得た。
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嫁はこの映画の評判を聞いてて早々に見限ってたけど、
先入観に左右されんおれは、偏見なくちゃんと見てた。
いやあ、普通に面白いし。何で大コケしたんかようわからんかった。
でも、最後の最後に来たあああああ!何じゃこのラストはあああ?
地球の最大の敵が人類である、ってのはまさに的を射ている。
だから地球を守るために来た宇宙人の目的は人類の滅亡。なかなかいい。
だが反省して新たにやり直そうと歩みだす人類。
そのひたむきさに感動して宇宙人は措置を延期、帰還・・・
これならなかなかいい映画になりそうではないか。
が、全てを駄目にしたのは、家族愛まで盛ろうとしてしまったこと。
しかも焦点ズレまくりで、キアヌはこの家族愛を見て、
何故かわからんけどそれで納得して勝手に帰っとんねん。
地球人には理解できん宇宙人のツボにたまたま入ったのか?(場)
それに、きっと宇宙の強大な権力が人類滅亡を決めたはずやのに、
何でキアヌの個人的な納得で急に帰ったんかも全く意味わからん。
お前が宇宙人の大ボスやったんか?
まあそもそもあり得んと思ったのは、
アメリカが宇宙人に戦争を挑もうとしたことやろなあ。
宇宙人から攻撃して来たならともかく、普通はそうせんやろ。
相手の方が高い文明持ってるのは考えたらわかるんやし。
あと、子役がぼっくりするほど可愛くなかった。
ぼっくりってタイプミスするくらい可愛くなかった(場)
容姿を中傷するわけちゃうけど、映画なんやからもうちょっとなあ。