サブウェイ123 激突のレビュー・感想・評価
全90件中、1~20件目を表示
地下鉄ジャック…両雄の "激突"!
Netflixで鑑賞(吹替)。
原作(サブウェイ・パニック)は未読。
過去の映画化作品は未見。
邦題に釣られて観たが、少し思っていたのと違った。完全に邦題に騙されてしまった。地下鉄車両がジャックされて暴走するパニックものを想像したが、車両はほぼ止まっていた。
終盤で暴走はするが、劇中でさんざん伏線が張られていたために、予想どおり赤信号で無事停止してしまい肩透かし。車両を止めるための尽力やハラハラ・ドキドキが欲しかった。
メインは、デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタによる丁々発止の交渉戦。対話から浮かび上がる手掛かりから犯人像に迫るのが一般的だが、本作はそれだけではない。
デンゼル・ワシントンの方にも意外な事実が浮かび上がったりして、ふたりのやり取りにどんどん引き込まれていく。そんなダブル・アカデミー賞俳優の演技合戦が見どころだ。
思っていた展開とは違ったが、ふたりの会話劇はスリリングで面白かった。社会の歪みや理不尽への怒り、それでも使命を全うしようとするデンゼル・ワシントンの勇気に感動した。
邦題の「激突」とは、デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタ、この両雄の「激突」を意味しているのかもしれないなと思った。ならばこの邦題でも良しとしたいと思う。
回る司令室
とにかくグルグル回る映画だった。デンゼル・ワシントンが犯人のジョン・トラボルタからの無線に応じる司令室のシーンは常に回転している。しかも常にショットはカメラの動きの途中で切り刻まれ、文字通り息つく間もない疾走感と緊張感が生まれる。
上手く撮れた画だろうと普通の画だろうと物語の進行リズムのためにポンポン浪費していく思い切りの良さが清々しい。
小物の運用の上手さはさすがのハリウッド映画。スナイパーの足元で蠢くネズミやトラボルタがカチャカチャと手元で弄る鉄製器具が、中盤から終盤にかけてキーアイテムとして唐突に輝き出す。
地下鉄の闇とデンゼルの黒い肌色の相性の悪さもバッチリで、身代金を載せたトロッコを押しながらトラボルタら立てこもり犯がいる車両の前に現れるシーンでは間違って射殺されたりしないかな…とヒヤヒヤした。それを踏まえてかデンゼルが反射素材付きのベストを羽織っているのが面白い。
しかしそのおかげで、渋滞のマンハッタン橋の上をベストを脱ぎ捨てながら駆けていくシーンにはかなりカタルシスがある。
トラボルタの目的は安っぽい身代金などではなく、立てこもりを起こすことで市場を操作し、プットオプションを成功させることにあった。だからデンゼルに銃を突きつけられた際もやけに落ち着き払って「俺を殺せ」と嘯いてみせる。
いやいや命あっての物種でしょうよとツッコミたくなるところだが、彼はそういう世俗的な価値観とは既に訣別している。それゆえ彼には敬虔なキリスト者という属性が付与されている。
デンゼルの賄賂問題やらトラボルタのビジネスの予後やら後日談の燃料はいくらでもあるというのに、バカみたいなデブのNY市長がデンゼルの活躍を適当に褒め称えてスパッと終幕してしまう歯切れのよさ。まるで全盛期のハリウッド映画だ。
清廉潔白VSクレイジー
こんな組み合わせ、もう二度とお目にかかれないでしょう。清廉潔白が売りのデンゼルワシントンとクレイジージャンキーが売りのジョントラヴォルタ、何気に最初で最後の最強組み合わせかも知れないなー。序盤から終盤まで手に汗握るストーリーで、非情な行いを前に何も出来ない無能なポリス達が余計惨めに見える内容となっている笑
ホントね、演技やストーリー共に素晴らしい流れだったんだが、最後の最後でやらかしたね。橋の上で撃つか撃たれるかの緊迫したシーンなのに、NY市警?4、5人達の無能ぶりが目立って終わった事で台無しになった。何あのゆっくり駆け足で近づきながら、素人より使えないヤツら?銃を下ろせ!しか言えない無能ぶりに、笑わせてもらいつつ、折角の名作が普通作に成り下がった瞬間だった。まぁとりあえず、ミルクでも買って帰るかー
でっぷり中年対決
"You Promise"
受話器越しに本人と向き合う緊張感ある展開。それが主人公が運ぶ身代金を入れたバッグに銃を潜ませるところで転調。そこからはいつ主人公が首謀者を撃つのかだけのお馴染みのヒーロー物へと落ち着く。最後は「十数えるまでに…」と、ここでも時間で区切るのかと少し辟易。
デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタは流石。終始作品に緊張感を持たせてくれた。
…
通信端末の普及は作品作りの上で無視できないと思うが、パソコンで車内の様子を中継したことで見せ方を狭めてしまった様に思う。せめて、もっと良い活用方法があったのではないかと思えて残念。
リメイク前の作品を面白くしようとして壮大に失敗した感じが…
本作は1975年の「サブウェイ・パニック」の2回目のリメイク映画です。
1作目の映画があまりにも素晴らしくて何度もリメイクされたのは分かります。
本作は「過去1作目より面白くしてやろう」という意気込みはガンガン伝わってきます。
最新の映像技術をたくさん使い、派手に演出させ、会話のジョークをいっぱい挟み、カット割りも多くいれてます。
しかし、1作目の素晴らしかったところは『事件が淡々と進み、自分も地下鉄に乗った当事者になった気分になる』というところです。
本作は1作目の良かったところを根こそぎ奪い、しかもたくさん挿入したジョークや犯人とのウイットに富んだ会話が共感できずに視聴者の心がどんどん離れます。
元映画の一番大事だった会話部分の良さが本作では全くなくなっています。
ただ元映画が素晴らしかった分、つまらないということはないです。
先が気になるサスペンス
贅肉たっぷりの見ごたえ
元々は小説から、本作で3度目の映画化となるそうで、今回はデンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタが“競演”するサブウェイ(地下鉄)アクション映画。監督は「トップガン(1986)」や「アンストッパブル(2010)」のトニー・スコット。この監督、個人的にはアクションに強い印象を持っており、しかも2時間切る作品なのでテンポの良さにも期待しつつ本作を鑑賞。
ストーリーは、“ペラム123”という地下鉄車両をテロ集団がハイジャック、たまたま指令勤務をしていた男:ガーバーに乗客を人質に1000万ドルの金を市が用意するよう要求。ガーバーはそのまま交渉役を務めることになる・・・という流れです。
確かにテンポは良い。テロ集団の頭領を務めるジョン・トラボルタの切れ味ある展開に上手く合わせてスリルを盛り上げていくデンゼル・ワシントン。脇にはジョン・タトゥーロとジェームズ・カンドルフィーニという実力ある脇役が緊張感を緩ませない。見応えとしては十分・・・だが
あまりにもスタントアクションが多すぎ。
正直「いる?」とも思えるような仰々しいカー&バイクアクション。烏合の衆が右往左往とバタつくような混とんとしたシーン。交渉と言いつつも思いのほか力業な展開。アクション好きなら問題ないだろうが、個人的にはハッキリ言って、スマートさはない。無駄な肉付けが多いのが印象。
しかし、
全体的なテンポの良さが贅肉をあまり気にしないように感じさせる。
油っこいが、胃もたれは起こさない。だから最後までしっかり観れる。これで長い作品ならしんどくなるところ。ここがアクションに強い監督の巧い裁量ではないかと思う。
贅肉たっぷりも切れのある展開で見どころある本作。個人的にはもちっとスマートな体型にしてほしいところだが、悪いわけではない。とりあえずサクッとしたアクションが好きな人にはお勧めだと思います。
らしい映画
...............................................................................................................................................
地下鉄をトラボルタ一味が乗っ取り、乗客を人質にし金を要求する。
それに無線を通して対応したのが鉄道会社のデンゼルだった。
結局何人もの人質を殺し、最後にはデンゼルが金を持っていく役に。
トラボルタらは地上に逃げ、デンゼルはそれを追いかける。
そして偶然にも見つけて追い詰め、殺されそうになったので逆に殺す。
...............................................................................................................................................
うーん、ようわからんかったなあ。
悪人役のトラボルタと善人役のデンゼル、らしい役だった。
でもデンゼルが収賄の罪を犯してたとかいう話になる。その設定いる?
さらにトラボルタの本当の狙いはテロを起こして相場を暴落させる事。
予め空売しておいてボロ儲けするってのに、わざわざ身代金受け取る?
しかもやたらとトラボルタがデンゼルを気に入るのも謎。
さらにはデンゼルが警察官でも無いのにトラボルタを追うのも謎。
そして偶然にも歩いてるトラボルタを発見するのも偶然過ぎ。
最後もトラボルタはデンゼルに殺されるのが本望みたいやった。謎。
うーん、細かいところがようわからん。
サブウェイパニックは
もっとシンプルだった。デンゼルの演技は安定してて見応えあるものの、全体的にセリフが陳腐。トラボルタの役も中途半端で最後は何それみたいな。
公開当時見なくて正解だっだ様です。
サブウェイパニックは電車が暴走するのがもっとリアルだった記憶。
デンゼルワシトンとジョントラボルタを
誰か教えて欲しいw
電車ハイジャック犯と地下鉄の運行指令の攻防を描いた作品。
まぁまぁ面白かったけど疑問に思うことも多々あり
誰かに解説してほしいくらい(;^ω^)
■冒頭のBGMと映像を合わせた演出はなかなか格好良い。
最初から何か起こるぞ~ってワクワク感がありました。
■ジョン・トラボルタとデンゼル・ワシントンの大御所主演。
この2人だから見れた気がします。演技合戦最高です♥
■賄賂してたんかい。
人質助ける為に話を合わせた嘘かと思いきや本当だったのねw
3万5千ドルの賄賂を日本企業から受け取ったとして停職処分前で
オペレータをしていたという背景があり、それを自白させて
犯人は何をしたかったのかな?
■何故1ガロン??
奥さんがしつこく牛乳1ガロンを要求するのは何故でしょうか?
ハーフでいいだろ?って言ってるのに1ガロンって。
結局ラストはハーフを買ってたように見えましたが?どっち?
無事に帰ってきて欲しいから牛乳買ってきてね・・って意味は分かるんですけど
1ガロンに拘る理由が分かりませんでした。
■ノートPCに気づくの遅くない?
乗客かつ人質である、若い男性はノートPCで彼女とビデオ通話してたんだけど
犯人気付くの遅くない?そして気づかれても特に何もされないし、
この犯人グループ、ボス(トラボルタ)以外なにも怖くないんだがw
■『おしりのモデル』→『ウォール街』に結び付くのか?
犯人が電話で「おしりのモデルとバカンスに行ってた」話をして
ウォール街の人間だと決めつけたの何故?
ウォール街に着いたときにジーパン履いたモデルのポスターがあったので
ウォール街ってそういうポスターが多いのですか??
ニューヨーカーなら誰でも思いつくほどなの??
■電車なぜ止まった?
最後乗客だけを乗せた電車が走り続けましたが、全部青信号にしろと犯人に言われてたはずなのに何故赤信号でブレーキ効いたのか?
お陰で止まって乗客全員無事で良かったけど。
客の中に「これで仕事が出来る」って言ってたサラリーマンなんなの?
命助かって良かったって時にさ、その言葉出るの不思議w
■ラストが不可解。
お互い銃を持ってて「俺は撃たない」って言っておきながら撃ったの何故?
犯人は「あんたは俺のヒーローだ」って何故ヒーローなの?
子供たちの教育費に賄賂のお金を使ったからヒーローなの?
意味不明やったわ。
録画した地上波放送で見たのでカット部分もあるだろうから
よけい理解不能だったのかも知れないけど、、
面白いけど、分からん部分も多かった作品でした(´・ω・`)
ソニー系の映画に良くあるパターンのオンパレード
一言で言うとつまらない作品でした。ソニー系の映画に非常に良くあるパターンです。
1 やたらとよくしゃべる奴がいて映画のほとんどがそいつらのしょうもない会話。
2 部屋の一室みたいなところでのやり取りが多い
3 派手なシーンがあまりない
4 下ネタが多い
5 汚物ネタが多い
6 先物とか株のネタがある
この映画では1と2と6がモロに出てます。特に1はやたらとハイテンションだったりしてすぐキレる。このハイテンション会話が客に受けると思ってるようでほんましょうもないです。3は駅に向かう車などの衝突シーンぐらいが派手なシーンと言えますがこの程度ですね。4と5の要素は弱かった。4ははじめにカップルがチャットでエロ配信をしようとしてたことぐらいでした(この手のシーンはソニー系の他の作品でも散見される)。5は犬の話のところで出たぐらいか。
脚本みたいなのに日本人が絡んでそうな感じで、ジョジョの奇妙な冒険のキャラが言いそうな台詞も入ってた。総じてつまらん内容で頭の悪さと軽薄さが滲み出た内容でした。地下鉄のテロ程度で株価が暴落とかありえない設定、牛乳を1ガロン買ってきてとか、馬鹿が中身の無い映画にリアリティを出そうとしたんだろうなというのがよくわかる内容ばかりだった。
色々書いたのですが、一言で言うとしょうもなあ~アホくさ~二度と見んわ~っていうのが感想です。
リメイク有りでしょう
1974年のオリジナル版をTVで観たので釣られて鑑賞、さすがに35年も経つと司令室も人物像も垢抜けて見えるし、設定も行動に合わせて変えられているので不自然さが解消されている。
身代金も100万弗から1000万弗に上がったが犯人は元傭兵でなくウォール街のトレーダー、「有事の金」の格言通りテロでの金相場の高騰を目論んでの犯行と今風に脚色。単に身代金目的ならわざわざ逃げ場所の無い地下鉄など選ぶのは不合理だがテロに見せかけ相場を操作するなら多少は分かる気もします、ただ、それなら実行犯を別に雇って自分は裏方に回るのでしょう。ただ、旧作でも模倣犯の恐れから交通局の協力は難航したらしいが、9.11があった後なのであまりテロ映画に寄せるのは憚られたのでしょう。
邦題に激突なんて付けているから脱線かとひやひや、「スピード」みたいに地上に飛び出すのかとも思ったが激突したのはパトカーの方と旧作と同じでした。
旧作では市長や警察はぼろくそでしたが多少はましになりましたね、本物の交渉人を登場させた上でのご指名と旧作のプロットをよく練り直したことが感じられます。
犯人と管制官のキャラクターを深堀し、対峙に焦点を絞ってテンポよく展開、私はリメイク版の方が面白かった。
全90件中、1~20件目を表示